嵐、宮城コンサートチケットが“定価割れ”!? 「700件近くが売られてる」シビアな状況
嵐のコンサート『ARASHI BLAST in Miyagi』が、宮城県のひとめぼれスタジアム宮城で今週末に開催される。今回の会場は最寄り駅の利府駅から徒歩で1時間弱かかり、8月上旬には会場周辺のホテルやインターネットカフェの宿泊・予約の権利が出品されていることが一部ファンの間で話題になっていた。公演が近づく中、会場駐車券が高値でネットオークションに出品される一方で、コンサートチケットは数多く出回っているという。
いよいよ9月19~23日(21日は休演)に公演が行われる『ARASHI BLAST in Miyagi』。東日本大震災からの復興支援という目的で宮城県側からのオファーを受けて開催が実現したもので、5月の開催発表後は交通事情や宿泊施設の確保がファンの間で不安視されてきた。
公演数日前にして、大手チケット売買サイトやオークションでは、仙台駅や利府駅などから会場までの往復シャトルバスのチケットや、会場駐車券が出回っている。駐車券は午前9時から終演後まで利用可能で定価4,000円だが、下は1,000円台から、上は6万円台のものまで、50枚以上のチケットが出品されている状況だ。
「ところが、肝心の公演チケットは700件近くが売りに出されています。一般販売は定価9,000円(FC会員は8,500円)ですが、ネット上で“定価割れ”となっているチケットも少なくありません。アリーナの良席やスタンド前方席なら10~30万円台のチケットが出ているものの、ほかのスタンド席は6,000円台から出品されています」(ジャニーズに詳しい記者)
9月12日には嵐より一足早く、Mr.Childrenが同スタジアムでコンサートを開催。公演終了後、利府駅のホームは「パンク状態」で混雑していたという情報がTwitterに上がったが、アンコール前に会場を飛び出し、シャトルバスに乗車するなど早めの行動を心がける人が多かった模様。帰宅困難者が続出したり、大きなトラブルもなく終了したようだ。
「嵐の場合は東北新幹線の仙台~東京駅間と、東北本線の仙台~利府駅間の臨時列車の運行が決定。また、Mr.Childrenの公演に際しては会場と仙台駅、泉中央駅、利府駅の3駅でシャトルバスが運行されていましたが、嵐の公演はもう1つ増え、多賀城駅からもシャトルバスを出すなど、現地でも混雑を分散させるための対策をとっています」(同)
Twitter上にはコンサートプロモーター側のスケジュール表を写したとみられる写真が流出しており、それを見る限り、すでに14日から設営作業がスタートしているようだ。大きな事故や混雑によるパニックが発生しないためにも、現地へ向かうファンは迅速かつ冷静な判断が求められそうだ。