虚ろな目で「飼い犬なら殺して食った」! ジョニー・デップになにが起こった?
慌てたジョニーは、同行していた妻アンバー・ハードと共に「すぐに犬を連れて出国する」と当局に報告。ジョイス農相はメディアの取材に対して、「我が国の法律に違反していたのだがら、アメリカでも法律違反だと見なされる場合があるかもしれない。もしかしたら、犬たちはアメリカに入国できないかもしれない」と懸念しながらも、オーストラリアに戻ってきたら確実に安楽死させると強硬姿勢を見せた。
思いがけず命の危機にさらされてしまったブーとピストルだが、無事アメリカに帰国。翌6月にアンバーがメディアの取材で、「オーストラリアには極力行かないようにする。某政治家のせいよ」「誰もが注目を浴びたいと思うもの。政治家であってもね」とヒステリックに笑い、ジョイス農相を非難した。7月になると、オーストラリア政府は、犬の飼い主であるアンバーを「申請なしに動物を持ち込んだ」という容疑で起訴。アンバーは今月7日にクイーンズランド裁判所に出頭するよう命じられたが、ジョニーに同行し、ヴェネツィア映画祭に出席していたため出廷せず。裁判は11月に延期されたと伝えられている。
ジョニーが愛犬騒動についてコメントするのは今回の記者会見が初となったわけだが、世間が思っていた以上に、夫婦はジョイス農相にぶち切れているようだ。しかし、ネット上では夫妻に対してシビアな声が多く、「法律に従わなかったのに、このキレようはない」「特別扱いに慣れて、常識が抜け落ちてしまったのではないか」と非難する声が大半を占めている。また、泥酔状態でステージに上がり、意味不明なスピーチをした前科があることから、「酒が入っていたんじゃないか」と疑惑の目も。
今年1月に来日した際には会見をドタキャンし、その理由を「(未確認生物の)チュパカブラと戦ってたから」と説明。「泥酔して、会見どころじゃなかったんだろう」「ドタキャンして多くの人を振り回したくせに、まったく反省してない」と叩かれたジョニー。今回の愛犬に対するコメントも、「法律違反したくせに、まったく反省していない」と見る者が多く、風当たりは強くなっているようだ。