“カッコいい女子”代表「Gina」が「結婚したい」と叫んだ! 「外見よりも経済力」の本音
9月になり、早いものでもう秋の気配ですね。「Gina」(ぶんか社)9月号は、カッコいい女を目指すということで「秋の大本命CITY派ミリタリーStyle!!」を押しています。オシャレに関しては誰よりも先に走り出したい「Gina」ですから、モデルやプレス、スタイリストといった業界人を徹底リサーチした企画もあり、秋に向けてエンジン全開!
特集からは離れますが、「イケてる女子ってこんなことしてるのです シティガールになるためのA to Z」というのも気になりました。例えばDの項目は、「DENIM Gina女子たちの制服。相棒」とのことです。デニムが制服って、「わたしの血はワインでできている」とともに、一度でいいから澄ました顔で言ってみたい台詞ツートップです。一方でUの項目はというと、「URA Gina 裏側はたいてい地味。この企画ができるまでの過程、全部見せます(強制)」と、発売2カ月前から雑誌できるあがりまでの10工程を披露。苦心の策なのか狙っているのか……「U.S.A」とかじゃダメだったのですか!?
<トピックス>
◎シティガールになるためのA to Z
◎シンプルな洋服を着るだけなのにオシャレに見せる極意。
◎やっぱり私たち「結婚したい!!」
■業界人にとってのシンプルを学ぶ
今月号のカバーにデカデカと「『普通のシンプル』にはもう飽きた!」と書いてあるだけあって、今回は普通じゃないシンプル=最早それはシンプルではないのでは……!? といったゲシュタルト崩壊寸前の企画がてんこ盛りです。
例えば、「シンプルな洋服を着るだけなのにオシャレに見せる極意。」企画。スタイリストさんが自身のコーデを披露しています。しかし、このどこかシンプルなのかと思ってしまいました。アップリケやフリルがついているような斬新な服は着ていませんよ。だけど、ボリューミーすぎるオールインワンだったり、これまたボリューミーなスカートを着ています。確かにシンプルな日もありますが、そこには、エッジが利きまくった小物、例えば……デカすぎ、フリンジつきまくりのバック、松田優作か! って、突っ込みたくなるような丸いグラサンだったりと、少なくとも筆者のタンスにはないものばかりを合わせています。
前号で、スナップページに読者が登場した際、“Ginaっぽさ”のない格好で驚きましたが、きっと読者はこれまで数々の「会社には着られないスタイリングだな」という挫折経験を重ねて、“Ginaっぽさ”から離れていったのだなあと遠い目に……。
唯一、これなら会社も行けるかも? というスタイルが「手持ち服を秋も新鮮に見せるアイデア、集めてみた。」企画にあったんですが、これがTシャツにデニムというコーディネート。「やっぱりTシャツ×デニムってやめられない(中略)絶対失敗しない安心感あるし」って、ホントでしょうか……。白Tにデニムって、むしろ絶対失敗する安定感にあふれてますから! やっぱり、「Gina」に仕事着を求めるのはナンセンスのようです。