「あのビッチ!」ニッキー&マイリー&テイラーが授賞式でピリピリムード
その後、画面にはニッキーが顔をしかめてマイリーを指さしながら「なんなのよ、あのビッチ」と言っている姿がチラッと映り、マイリーもその姿を横目で見て「はぁ~」と首を振り、長い付け毛の先を指でクルクルいじくりながら、次の受賞者を迎えるために「アーティスト・トゥ・ウォッチ賞」について説明。「アタシ、2008年にこの賞を逃したけど、全然平気! だって、そんな重要なことじゃないし。たかが賞じゃない。いちいち気にしないでやり過ごすんだよ!」と言い、すでにバックステージへと消えたニッキーに向かって「ニッキー、本当におめでとう!」と嫌みったらしい言葉を吐いた。
視聴者の中には、「生放送中に“ビッチ”とケンカを売るなんて、さすがに演出だろう」と感じた者もいたようだが、ニッキーに「ビッチ」と言われて顔色を変えるマイリーを捉えた動画が流出。また、MTVはこのニッキーとマイリーの言い合いを、「まったく予想外のものだった」と説明。テイラーとニッキーのビーフがやらせではないかという説も否定しており、我関せずというスタンスを取っている。
マイリーの場合、まさしく「口は災いのもと」で、ニッキーからの突然の攻撃は調子に乗りすぎた結果ともいえる。しかし、マイリーは、実はテイラーのことも非難していた。マイリーは「ニューヨーク・タイムズ」紙のインタビューの中で、テイラーが女性セレブたちと結成した「チーム」について聞かれ、「アタシは、その手のチームとか興味ナシ」「アタシの友逹は有名人じゃないけど、それはリアルな世界に住むリアルな人間と付き合いたいから。リアルな彼らから、たくさんインスパイアされるからよ」とコメントしたのだ。確かに、テイラーがインスタグラムに投稿する「女友逹」は有名人ばかり。セレブという同じ立場にいるからこそ仲良くなれるという見方もできるが、無意識のうちにレベルの高いものやきれいなもので周りを固めたがるテイラーの嗜好を反映した可能性も、なきにしもあらず。マイリーは、そこを突いたのだ。
そんなテイラーだが、今回の『VMA』も仲良し「チーム」のメンバーと一緒に騒ぎ、SNSにはバックステージの写真を大量に投稿。楽しい時を過ごしたようだ。ニッキーも、テイラーのパフォーマンスの写真をインスタグラムに投稿し「バックステージでの会話、楽しかったわ」とコメント。マイリーと火花を散らしたことについても、Twitterで、「ステージに上がって、めちゃくちゃ楽しかったわ」とアッカンベーの顔文字を添えてコメントするなど、本心を抑えた大人な対応をしている。
イベントや授賞式でよく顔を合わせる3人が、今後、この対立をどのように展開させていくのか。実に楽しみである。