ビッグダディは序の口!? アメリカの家族密着番組から誕生した、イロモノ有名人の壮絶人生
■ジューン・シャノン(ママ・ジューン)『ハニー・ブーブーがやってくる』
美少女コンテストに出場する少女とその家族を追うリアリティ番組『Toddlers & Tiaras』に登場した異色の少女、ハニー・ブーブー。ジョージア州のド田舎町に暮らす彼女は言うことは生意気だが、子どもらしい愛らしさも兼ね備えており、ステージでは誰よりも輝く。ハニー・ブーブーが「お手本にしている」という超肥満体の母親も強烈なキャラで、放送直後から話題をかっさらった。あまりにも好評だったためテレビ局は、一家の日常に密着した番組『ハニー・ブーブーがやってくる』の制作を決定したのだ。
体重140kgを超えるママ・ジューンことジューン・シャノンは、長女アナ、次女ジェシカ、三女ローリン、四女ハニー・ブーブーことアラーナを産んだ肝っ玉母さん。父親は異なるものの4姉妹はママ・ジューンの遺伝か、全てにおいて楽観的で、揚げ物やピザなど食べ、家でゴロゴロ。家で唯一の男性であるアラーナの父親、シュガー・ベアーことマイクに生理用品を買いに行かせるなどやりたい放題だ。長女アナは18歳で未婚の母になり、ママ・ジューンは33歳でおばあちゃんに。ジューン、マイクの事実婚夫婦に四姉妹、孫娘一人という貧乏でハチャメチャだけど楽しい生活に、全米は「大事なのは金ではなく愛」だと妙に感動した。
ところが昨年、マイクがFacebookで遊べる女性を漁っていたことが発覚し、ジューンと別れることに。ジューンはシングルとなったのだが、以前一緒に住んでいたマーク・マクダニエルという男と密会している写真が流出した。この男は長女アンに対する性的虐待で逮捕・服役しており、怒り狂ったアナが「8歳のときに6カ月ほど性的なことをされていた。祖母に相談して、あいつは逮捕された。母にも説明したが、お前が悪いと逆ギレされ、私は祖父母に育てられた。番組が始まる直前に、再び一緒に住むようになった」と暴露。ジューンは人気トーク番組に出演し、「マークと会ったのはたまたま。親しく見える写真は合成」「アナへの性的虐待が逮捕の原因だったとは、2年前まで知らなかった」と、しれっと弁解。
とはいえ、アナの父親も拳銃などを盗んで服役、ジェシカの父親も児童性犯罪者で2026年まで刑務所暮らし、マークも性犯罪者登録されている男、アラーナの父親もキャンプ場での盗難や放火で逮捕・服役していた前科者と、付き合うのは犯罪者ばかり。うち2人は児童性犯罪者で、「それを知りながら、子どもたちに会わせている」とバッシングされるように。番組は打ち切りとなり、生活の糧が心配されたが、ジューンは「なんとかなるでしょ」と涼しい顔をした。
しかしアナの怒りは収まらず、「私のためにテレビ局が積み立ててくれた信託基金を母が引き出し、私に性的虐待をした男に車を買った」と再び暴露。ジューンはこのスキャンダルの直後、マイクとの共同生活を再開したのだが、マイクの弟もメディアの前に出て、「ジューンはしたたかで、とんでもない女」「兄は洗脳されている」と、家族は大荒れ。そんな中で、三女がバイセクシュアルだとカミングアウトし、「ママだってバイセクだし」と暴露。ジューンは笑いながら「女性とやったこともあるけど、付き合ってはないよ」と認め、メチャクチャな展開に。大手ポルノ会社が「デブ専は需要のあるジャンル」だとポルノ出演をオファーしたが、これは丁重にお断りしており、全米をホッとさせた。
まだまだ飛び出し続ける、ママ・ジューンのふてぶてしい発言。なお、アラーナがママをお手本にしている理由は、「ママはクーポンを上手に使って買い物できる。クーポンで安く大量に物を買う」から。買い物依存に男性依存……。ジューンの今後が知りたいと、番組復活を願う声も多数上がっている。