サイゾーウーマン男性アイドルSTARTO(旧ジャニーズ)ジャニーズツッコミ道場ジャニーさん祭りの『ジャニーズヒストリー』 男性アイドル [ジャニーズツッコミ道場] 「ネバー・マイ・ラブ」推し&キンプリ登場、ジャニーさん祭りとなった『ジャニーズヒストリー』 2015/08/23 15:00 A.B.C-Zジャニーズツッコミ道場 『ジャニーズヒストリー』公式サイトより “アレもコレも続々登場!”“全部のせ!”的なものは、それだけで無条件に盛り上がる。8月11日、およそ半世紀におよぶジャニーズの歴史を、NHKラジオ第一で曲とトークで振り返るという、その名も『ジャニーズヒストリー』という番組が放送された。 夏の夜のジャニソンまつり。『カウントダウンコンサート』のメドレーみたいに、代表曲が並ぶ選曲なのか、もう少しマニアックな曲が中心だったりするのか? 期待は膨らむ。番組進行役は、ジャニーさん直々のご指名だというA.B.C‐Z。ジャニーズの歴史を振り返る舞台で主演を務めたこともあるだけに適任だ。 番組は2部構成で、1部は「オールディーズでつづるジャニーズヒストリー」と銘打ち、ジャニーズの原点となった、ジャニーさんが影響を受けた曲を紹介していくという。2部では、ジャニーズJr.の最新ユニット「Mr.KING VS Mr.PRINCE」(以下、キンプリ)の6人がゲストとして登場し、「メンバーが紡ぐ歌のバトン」としてあこがれの先輩の曲を紹介するという。そして、放送開始。 「♪シャンワ~ンゲ~~」と、A.B.C‐Zの曲「Shower Gate」が流れ、番組がスタートした。挨拶に続き簡単に番組紹介などをトークするが、この安定感はさすがA.B.C‐Z。曲の方は、タッキー&翼の「夢物語」が流れる。橋本良亮がオーディションで歌った思い出の曲だという。なるほど、こうきたか。時系列ではないんだな。「♪キミガアイノハナ」と、気持ちは盛り上がるのだが……。 続いて、若きジャニーさんが大きな影響を受けたというミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』の曲「クール」。そして「ジャニーさんが大好きなアメリカンポップス」として、カスケーズの「悲しき雨音」とドリス・デイ「ケセラセラ」、そしてモンキーズの「デイドリーム・ビリーバー」。……どれも名曲だし、確かにアメリカンポップスのカバーをジャニーズは昔からやってるけども、そろそろジャニーズの曲も聞きたい。と思っていると、ジャニーズ事務所の第一号グループ・ジャニーズの幻の名曲「ネバー・マイ・ラブ」を、アメリカリリース盤とA.B.C‐Zカバー盤の新旧2バージョンで流す。もしかして、『ジャニーズヒストリー』って、“ジャニーズの”じゃなくって、“ジャニーさんの”ヒストリーだったのか。確かに、「ジャニーズヒストリー=ジャニーさんの歴史」で間違ってはないが……。 その後、河合郁人が舞台でカバーしたというフォーリーブスの「ブルドッグ」が紹介されたあたりで、ようやくジャニソンの草創期的な空気が感じられた。他メンバーの思い出の曲も紹介されるが、「ジェットコースター・ロマンス」(戸塚)、「硝子の少年」(五関)、「愛されるより愛したい」(塚田)と、まさかのKinKi Kids 3曲かぶり。そして3曲続けて流れる。さらに、これに続いて少年隊の曲を2曲。ここまで、嵐もSMAPも、マッチさんすら流れてこない。だいぶ偏った「ヒストリー」だ。こうなると、これってほぼ、「ジャニーさんが聞きたい曲」じゃないのかと疑問も浮かぶ。「好きなもの、いっぱい集めちゃった」的な、選曲=ジャニーさんだったりして。 そんな中、第2部にキンプリメンバーが登場して、それぞれ思い入れの深い曲を紹介する。ゲストにまだJr.のキンプリを呼んじゃうところも、ジャニーさんっぽいな。「世の中に紹介しちゃいたい☆」的な発想か。選曲の方は、いまやすっかりジャニーズJr.の定番曲となったV6「Can Do! Can Go!」や、舞台『ジャニーズワールド』の曲「Not Enough」など、Jr.らしいものがあった。バックを務める機会も多かったHey!Say!JUMPのデビュー曲「Ultra Music Power」を岸優太が紹介したり、岩橋玄樹は「Happiness」を紹介。ようやく、ここで嵐が登場した。 あらためて番組で流れなかったグループを整理すると、SMAP以降の主なグループでは、TOKIO、関ジャニ∞、NEWS、KAT‐TUN、Kis‐My‐Ft2、Sexy Zone、ジャニーズWEST。ジャニーさんの気配を感じる選曲からすると、Sexy Zoneが流れなかったのはちょっと意外だ。 そんな「2時間ジャニーさん祭り」のラストを締めくくったのは、NYC「勇気100%」。……数あるバージョンの中から、あえてNYCを選ぶということはつまり、中山優馬なのか(選曲は神宮寺勇太ではあるが)。ひょっとして、番組を聞きながら「いいグループだったなぁ~」とかジャニーさんは思ってないだろうか。 『ウエスト・サイド・ストーリー』で始まり、優馬で幕を降ろす。ジャニーさんの歴史と変遷が感じられるラジオ特番でした。 (太田サトル) 最終更新:2015/08/23 15:00 Amazon 『Moonlight walker(初回限定盤C)(DVD付)』 勝利ソロ曲を流す暴走も期待してたけどネ 関連記事 この夏話題のジャニーズ Jr.・谷村龍一、突然の“ジャガーズ化”の背景を考える『ザ少年倶楽部』のMr.King vs Mr.Prince「勝つんだWIN!」に宿った、底知れぬ魅力紆余曲折の先にKinKi Kidsがたどり着いた、「青い鳥」のようなのどかな2人の現在地ジャニーズの新人社員飲み会のよう? TOKIO・城島茂の訓話を傾聴するジャニーズWEST『クレヨンしんちゃん』で発見、SMAP・木村拓哉がキムタクを演じると「キムタクじゃなくなる」! 次の記事 テイラー軍団はどうやって作られた? >