『HEAT』、視聴率2.8%で今世紀ワーストを更新! 「逆にすごい」とネットは祝福ムードに
EXILE・AKIRA主演のドラマ『HEAT』の第6話が11日放送され、平均視聴率が2.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。初回6.6%、第2回3.9%、第3回4.2%、第4回と第5回が3.4%と、スタートから低空飛行を続けていたが、ついに3%を割る事態に陥ってしまった。これは、21世紀以降、テレビ東京を除いたプライムタイム(午後7時~10時台)に放送された連続ドラマにおいて、最低の数字となる。
『HEAT』は、AKIRA演じる「自分の利益が第一」のエリートビジネスマンが、用地買収のために地域の消防団に参加するというストーリー。初の消防団をテーマにしたドラマであること、また放送前から映画化が決まっていたことから、今クールの注目作といわれていたが、結果的に、低視聴率で話題を集めてしまった。
「これまで、今世紀最低記録だった13年放送の『夫のカノジョ』(TBS系)を0.2ポイント下回りました。わずか0.2%ですが、この数字は異常事態。そもそも『夫のカノジョ』の低視聴率は、裏で全話平均23.0%を記録した大ヒットドラマ『ドクターX 外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)の第2期が放送されていた影響もあるのですが、『HEAT』の裏で放送されているドラマ『ホテルコンシェルジュ』(TBS系)は、初回から最新の第6回までずっと1ケタ台。裏に高視聴率ドラマがないにもかかわらず2%台とは、『夫のカノジョ』より事態は深刻だと思います。ただただ純粋に、作品がつまらないということですからね」(芸能記者)
2.8%という新記録に、ネット上は“お祭り”状態に。「ここまで低いと逆にすごい」「深夜ドラマの数字じゃん」「歴史に名を刻んだね!」「逆に見たくなってくる」などといった興奮気味のコメントがあふれ返っている。
「ほかにも、『EXILEが主演の時点で見る気なくなる』『ストーリーは面白そうだけど、EXILEってところで見たくなくなった』など、主演のAKIRAのミスキャストを指摘する人が多いです。一方で、ほかの出演陣に対しては『かわいそう』という同情の声も。脇を固めているのが、栗山千明や佐藤隆太、SMAP・稲垣吾郎など、演技力に定評があったり、好感度の高い役者陣なので、批判がAKIRAに一点集中しているようです」(同)
一部で、「映画化が決まっているため、低視聴率でも打ち切れない」とささやかれている『HEAT』だが、この不名誉な記録更新にフジが勇気ある撤退を決めるのも時間の問題かもしれない。