芸能
市川由衣の場違いキャスト感もスゲー

月9『恋仲』、異例の追い上げのキーマン!?  野村周平演じる翔太の「最低ぶり」が話題

2015/08/04 17:00
『恋仲』(フジテレビ系)公式サイトより

 福士蒼汰主演の月9ドラマ『恋仲』(フジテレビ系)の3話が11.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録したことがわかった。初回は9.8%という月9史上初の“1ケタ”からスタート、2話も9.9%と出だしはつまずいていたが、ここにきてようやく大台に乗った。

 「初回は通常、“お試し”視聴をする人たちが多いため、おのずと視聴率も高い。しかし、そこで“つまらない”というレッテルを貼られてしまうと、2話以降の視聴率が徐々に下がっていく傾向にあるのですが、逆に低調スタートから上げてくるパターンは珍しい」(業界関係者)と、まさに異例の事態が起きている。

 今後も2ケタをキープできるかはストーリー次第だが、今回の立役者は俳優・野村周平演じる蒼井翔太だという声が上がっている。高校3年生のときに転校してきた翔太は、幼なじみの三浦葵(福士蒼汰)と芹沢あかり(本田翼)の2人の間に割って入る形となり、現在は、あかりと交際中。今回はその翔太の性格の悪さが際立っていた。

「あかりの元から失踪してしまった父・寛利(小林薫)が7年ぶりに姿を現したが、翔太はそれをよく思わず、現金50万円を彼に握らせて『今後、二度とあかりの前に現れないと約束してください。あかりの人生から出て行ってください』と告げました。あかりのアパートの前までやって来て娘に会おうとした寛利を、どうして翔太が阻止しようとしたのかわかりません。もちろん、娘を置いて逃げた父を軽蔑することはあるでしょうが、もっと何か大きな秘密があるのかもしれません。でも現段階でわかることは、あかりと結婚しようとする翔太が、厄介な人間を排除しようとしたこと。いずれにしても、この金でねじ伏せた姑息な手段にネット上では、『翔太、最低』『翔太、マジでなんなん!』と視聴者が役名を挙げて、怒りの声を寄せていました」(テレビ誌記者)

 そして今回の物語のラストは、あかりが7年前に葵に渡っていたはずのラブレターを翔太の部屋で見つけてしまうシーン。あかりはかつて、学校の葵の机の中に、『ワンピース』51巻(集英社)とともに手紙を挟んでおいたはずだったが、それを偶然見つけてしまった翔太が葵への嫉妬心からラブレターを奪い取り、その後も自分の手元に置いてはジェラシーを燃えたぎらせていたようだ。

「ネット上ではこの51巻の意味を分析するユーザーも多く、『51=恋』に掛けているということ、またこの巻には、主人公・ルフィが、ヒューマンオークション(人身売買オークション)にかけられ、売られそうになってしまった人魚のケイミーを奪い返しに行くストーリーが描かれています。これが、互いに惹かれ合いながらも思いを伝えきれないままだった、葵とあかりの明るい未来を暗示しているのではないか、と話題になっています」(同)

 恋の三角関係においては、結局誰かが「悪者」になってしまう展開が多いが、翔太の手口はラブストーリーの中でも指折りのヒールっぷり。この恋敵の暴走がどこまでヒートアップするのかが、今後の数字を左右するのかもしれない。

最終更新:2015/09/07 20:49
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