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これは呪い? 遺産争いや継母の緊急搬送など、ホイットニー愛娘の葬儀が大混乱

2015/08/03 19:08
亡くなったボビー・クリスティナ・ブラウン(右)と、ニック・ゴード

 今年1月31日に自宅の浴槽で発見された、故ホイットニー・ヒューストンの愛娘ボビー・クリスティナ・ブラウン。発見後すぐに「脳の損傷が激しく、回復の見込みはない」と診断されたものの、父ボビー・ブラウンの強い希望で生命維持装置を付け、名医のいる病院に2度転院。しかし、脳死判定は覆らずに、7月には終末医療を行うホスピスに転院し、先月26日にこの世を去った。

 2011年1月に母親、12月に父親、12年2月に元妻ホイットニーと愛する人を次々失っていたボビーは当初、娘が脳死状態だということが受け入れられず、じきに意識を取り戻すと主張し、彼の一族はその考えを支持した。一方で、ヒューストン家の人々は、当初から「神に委ねる」「別れる心構えはできている」と発言。両家にズレはあったものの、クリスティナを愛しているという点では一致していたため、ヒューストン家はボビーに従った。

 しかし、回復の兆しはなく、6月にボビーの姉妹であるレフラー・ブラウンが、ホイットニーの兄嫁で元マネジャーだったパット・ヒューストンに対して攻撃。「パットは遺産欲しさに生命維持装置を外そうとしている」とFacebookに書き込み、世間を騒然とさせた。ヒューストン家もボビーもこれを否定したが、レフラーは「もっとすごいネタがあるんだから! ラジオで暴露するし! 言っとくけど金目当てじゃないからね!」と息巻いてていた。

 クリスティナの死後には、パットが葬儀を「16歳の誕生日」をテーマにした演出にしようと計画していると知り、レフラーは再び怒りを爆発させた。車社会のアメリカでは、子どもはどこに行くにも親の送迎が必要で、16歳で運転免許証を取得するまで親の監視下にあるという意識がある。そのため、16歳をプチ成人と見なし、「スウィート・シックスティーン・パーティー」を開くことが多い。しかしクリスティナは、親の離婚に振り回されたためにパーティーどころではなかった。パットはそんな彼女を不憫に思い、「スウィート・シックスティーン」をテーマにした葬儀にしたいと言いだしたのだ。

 この「スウィート・シックスティーン」葬儀には、ホイットニーの従姉妹ディオンヌ・ワーウィックも反対の意を唱えていた。「葬儀に関することはボビーと一緒に決めるべきなのに、1人で勝手に決めた」と怒っており、血縁関係にないくせにヒューストン家を支配しようとしていたパットを快く思っていないようだという報道が流れた。また、クリスティナもホイットニーが亡くなってから母親面するようになったパットを煙たがっていたという情報が流出。その後、ブラウン家は、誰かが棺桶に眠るホイットニーの写真を撮影してタブロイドに売ったことに激怒し、撮影者はヒューストン家のメンバーで、今回も同じ手口で金儲けしようとしていると懐疑的だとも報道され、クリスティナの葬儀が怪しい雲行きになっていた。

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