PVから嵐に迫る! 話題の明治大学「嵐」講義が、オープンクラス(公開授業)を開講!!
昨夏、ジャニーズファンの間で大きな話題を集めた、明治大学の「嵐の授業」。嵐が国民的グループになった理由をPVの変遷から探っていくという同講義には、全国から「受講したい!」という声が上がりました。そんな中、今回、明治大学の学生以外の人も受講できる公開プログラムが決定。人気講師・関修(せき・おさむ)が、「嵐と現代思想」というテーマの元、歴代のPVを交えながら嵐の魅力に迫ります。
―― PVに見る「嵐」ブレイクの理由――
昨年、結成十五周年を迎えた「嵐」は日本のトップアイドルというより、ファンに限らずその名を知る者にとって「最良の隣人」ではないか。もちろん、デヴュー時からそうだった訳ではありません。現在の「脱アイドル化」ともいえるモードへの転回点は、二〇〇八年の二十三枚目のシングル「truth」にあると考えます。曲のPVにこそ、「嵐」の真実を解く鍵がある。デヴュー曲以降、重要な作品を通時的に跡付けることで、それを証明してみたいと思います。また、他のジャニーズのグループ、あるいはK-POPといった同時代の表現者たちのPVと比較することでそれはさらに鮮明になることでしょう。また、方法論としてフランス現代思想のアイディアを随所に活用したいと思います。そして、「最良」という言葉に込められた現代を生きる「倫理」にまで触れられたら幸いです。もちろん、「嵐」を存分に楽しんでいただくことが何より大事。でも、そこに知ることの喜びが加わる時、さらに「嵐」が輝いて見えることでしょう。知るとは何より、「真実」を知ることなのですから。(関修)
日 時 : 10月10日(土) 14:30~17:30 (14:00 開場)
会 場 : 和泉キャンパス 図書館ホール(1F)
講 師 : 関 修 (せき おさむ) 明治大学法学部兼任講師
※定員に達したため、申し込みは終了しました
【講師プロフィール】
1961年、東京生まれ。千葉大学教育学部卒業。東洋大学大学院文学研究科博士後期課程(哲学専攻)単位取得退学、現在は明治大学法学部兼任講師。専門はフランス現代思想、セクシュアリティの視点からの文化論(1994年より明治大学で「美男論」を講じる)
著書:『美男論序説』(夏目書房、96年)、『隣の嵐くん』(サイゾー、2014年)
編著:『挑発するセクシュアリティ』(新泉社、09年)、翻訳 オクサラ『フーコーをどう読むか』(新泉社、11年)他多数。
■予約不要、学外の方も受講可能。ただし、受講希望の方が事前に下記番号へお電話ください。
■問い合わせ先:教養デザイン研究科 電話番号03-5300-1529