『27時間テレビ』10.4%で、SMAPとEXILEの無駄づかい!? 「公開処刑みたい」と演出に苦情
7月25~26日にかけて放送された『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)について、さまざまな批判が飛び交っている。
今年の『27時間テレビ』は「日本一“本気”が似合う国民的人気者が“本気”を見せることで“テレビの危機”を救い、テレビは楽しいという本来の姿を自らの行動で示していく」といったコンセプトのもと、総合司会であるナインティナイン率いる『めちゃ×2イケてるッ!』のレギュラーメンバーが、さまざまな企画に“本気”でチャレンジするといった内容だったが、平均視聴率は10.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、SMAPが総合司会を務めた昨年の13.1%に届かなかった。
「そもそも『国民的人気者=めちゃイケメンバー』という時点で、『時代遅れのキャスティング』と首をかしげる視聴者も多かったのですが、今回、同番組が最も反省しなくてはいけないのは、“人気出演陣の無駄づかい”でしょう。『FNSちびっこホンキーダンス選手権』では、EXILEメンバーにダンスを強要し、尺稼ぎをさせて、ファンは『ダンスするのが公開処刑みたいな雰囲気なんだけど』『こんな雑なフリしてほしくないわ』と激怒していました。せっかく楽しみにしていたのに……という思いがあるのでしょう」(芸能ライター)
ほかにも、SMAPとめちゃイケメンバーが出演した『スマスマ VS めちゃイケ本気だらけの水泳大会』にも批判の声が上がった。
「木村拓哉が、罰ゲームでバンジージャンプをしたんですが、飛び終えた木村を映さず、体力測定コーナーでケガをした具志堅用高を中継で映したことに明石家さんまがキレるシーンがありました。その流れ自体も演出のようで、グダグダだったこともあり、SMAPファンからは不満の声が漏れていましたね」(同)
このように、波紋を呼んだ『27時間テレビ』だが、総合司会の岡村隆史も、相当のプレッシャーを感じていたようだ。番組放送前に収録されたラジオ番組『ナイティナイン 岡村隆史のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、岡村はあまりの多忙さゆえ、耳鳴りなどの症状が起きていることも明かし、ネット上では「本気と無理をすることは違う」「岡村、頑張りすぎないでくれ」など心配の声が上がっていた。
「今年で29回目を迎える『27時間テレビ』ですが、今回の番組内で19.1%という最高視聴率を出したのは、SMAPとめちゃイケメンバーの水泳大会。これは、SMAP人気に支えられたと見ていいでしょう。昨年の同番組で大好評を博した、SMAPの『27曲45分3秒ノンストップライブ』を意識したのか、今年は岡村が『テレビのピンチをチャンスに変えるライブ』に挑戦しましたが、どうしても『焼き直し』としか思えませんでした。低迷する『めちゃイケ』自体も、今後どうなることか……」(芸能関係者)
来年は記念すべき30回となる『27時間テレビ』は、今年の放送の反省点をどう生かしていくのだろうか?