コラム
噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第275回】

錦織圭、婚約者捨ててモデルに“乗り換え”! 「女性セブン」が隠す「浮気デート」の意味

2015/07/21 21:00

 世の中のお母さんはみんなへとへとだ!! 出産するため夫に育児を頼んだ妻を、なぜ“鬼”などと形容する!! ドラマ『ど根性ガエル』(日本テレビ系)が好調のため、松山の話題で何か記事を作ろうとしたのかもしれないが、まるで “男目線”。女性週刊誌なんだから、これじゃダメでしょ。

 赤川次郎を、単に軽い本を量産する作家だと侮ってはいけない。今回の安保法案、安倍政権について批判を展開し始めているのだ。先日も文芸誌「すばる」(集英社)で「安倍政権になってから、日本が壊れていくのをただ手をこまねいてみているような、イライラ」とその怒りを表明したが、「自身」でも両親の戦争体験を引きながら、その思いを吐露している。

「このままでは日本は戦争へと流されてしまいます」「日本という国は、驚くほど政治家が責任を取りません」「暴走する安倍政権を止める」「国家は、国民のためのものです。国民の意見を無視してないがしろにするようでは、もはや民主主義とはえいません」

 素晴らしい!! 「作家は政治的発言をしない」そんな日本の悪しき慣習を打ち破り、多くの作家が声を上げるのを期待したい。特に今話題のピース・又吉直樹にも。

最終更新:2015/07/21 22:05
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