EXILE・AKIRA主演『HEAT』、初回6.6%も“映画化決定”! 悲劇を生んだフジ裏事情
EXILE・AKIRA主演の火曜10時台連続ドラマ『HEAT』(フジテレビ系)の初回視聴率が、6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、放送前から発表された映画製作も含めて、早くも大コケが予想されている。かねてから演技力のなさを指摘され、視聴率もそこそこというEXILE勢主演の連ドラだが、今回なぜこんな悪夢の展開となってしまったのだろうか。
総務省消防庁の全面バックアップ、またSMAP・稲垣吾郎とAKIRAの初共演などトピック満載の『HEAT』だったが、ネット上では放送前から「このキャスティングはヤバイ」「絶対に視聴率獲れない」などと不安視する声が上がっていた。
そして、放送直後からネット上では「初回2時間スペシャルで6.6%は低すぎる」「映画化中止したりして」「映画チケットに、EXILEのライブチケットを同梱させてみては」と、呆れた声や皮肉までが飛び交う事態に。フジは昨年も、小栗旬主演の月9『信長協奏曲』が、放送前からドラマ版と同キャスト・スタッフで映画化されることが発表されていたが、なぜ映画化込みでドラマが製作されるケースが増えているのだろうか?
「まず、ドラマだけでなく映画化も決まっていると、スポンサーがつきやすい点が挙げられます。あとは、各キャストのスケジュールを押さえるためです。『家政婦のミタ』(日本テレビ系)や『半沢直樹』(TBS系)など、キャストのスケジュールを押さえられないため、続編が期待されたものの実現できない……という例があるように、それようとするわけです。しかし、先行したドラマが大コケすれば赤字も倍々ゲームとなるため、テレビ局側からすれば確実にギャンブル。初回視聴率を見る限り、フジはその賭けに負けてしまうこととなりそうですが」(テレビ局関係者)
ジャニーズ、LDHともに中心メンバーの初共演、さらには消防庁のバックアップと、ギャンブルを“後押し”させたくなる要素は満載だったかもしれないが「それをAKIRAに託してしまったところは、フジの失敗でしょう。演技は相変わらず棒読みの学芸会レベルだし、正直脚本も低レベルの一言。これだけ“待望感”のない映画を作らざるを得ない状況には、同情まで湧いてきます」(同)
今クールでは、局をあげての番宣を繰り広げたものの、初回7.0%と低調スタートを切った『リスクの神様』など、相変わらずいいとこなしのフジ。映画化ありきの期待作が、まさか打ち切りといった事態に陥らなければいいものだが……。