福士蒼汰主演の月9『恋仲』に「フジは無謀」! 業界関係者が語る、あり得ない制作ウラ事情
7月20日からスタートする福士蒼汰主演、本田翼がヒロインを務める月9ドラマ『恋仲』(フジテレビ系)。同作に関しては、早くも業界内で不安視されているようで、“旬”のみで起用されるキャスト以前に、フジテレビに対しても冷めた視線が送られているという。
『恋仲』は、主人公の三浦葵(福士)と幼なじみの芹沢あかり(本田)、高校時代に転校してきた蒼井翔太(野村周平)の三角関係を描いた王道ラブストーリー。メインキャストの3人は、2013年公開の映画『江ノ島プリズム』でも共演している。そのため、「『江ノ島プリズム』組がテレビで見られる!」と、『恋仲』に期待を寄せるファンもいるようだ。
「キャスティングを見るだけで、10~20代向けの内容であることは明らかですが、“旬の役者”という部分のみで、果たしてどれだけ勝負できるのか、甚だ疑問です。放送前からネット上でも福士や本田の演技力は『月9レベルじゃない』と不評ですが、フジサイドもそれは重々承知のはず。普通、主演が若手の場合は、相手役には演技派や中堅を置いて調整するものですが、この布陣では完全に“福士頼み”としか考えられません。業界内では、『フジは無謀すぎる』『なりふり構わずだな』といった声が噴出していますよ」(テレビ局関係者)
『恋仲』の脚本を手掛けるのは、2015年3月に公開した映画『ストロボ・エッジ』の脚本家・桑村さや香氏。同作は福士と女優・有村架純のW主演で、公開から59日目には22億円を突破する大ヒットとなった。
「ヒット作と同じ主演俳優、同じ脚本家を起用していることから、フジとしては映画のヒットに乗っかろうという思惑もあるのでしょう。しかし、『ストロボ・エッジ』は元々580万部を売り上げている大人気コミックが原作ですが、『恋仲』はオリジナル脚本。この点も、『恋仲』の業界内での期待値をかなり下げていると思います」(同)
また市川由衣や大友花恋、さらには主題歌を担当する家入レオまでも、福士と同じ研音所属とあって、「とにかく福士を月9主演に引っ張りたかったというフジの考えはわかりますが、ここまで研音がバーターを占めていると、他のプロダクションとどう折り合いをつけたのか、逆に気になってしまいます。視聴率も展開次第で非常に危なくなりそうですし、前クールの嵐・相葉雅紀主演の『ようこそ、わが家へ』の全話平均12.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でも、十分及第点では」(同)と厳しい指摘が。これまでの宣伝文句では、盛んに「王道ラブストーリー」とうたわれているが、フジの期待にどれだけ数字が追いついてくるのだろうか。