完全に会計士への私怨

リアーナの新曲MVで拷問・マリファナ・血まみれシーンが続き、ファンも「もううんざり」

2015/07/06 19:30
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リリたんは「ドヤ顔で露出しないと死んじゃう病」だからしかたがない

 セックスシンボルとしても人気を集めている歌姫リアーナ。2007年にはジェイ・Z をフィーチャリングした「アンブレラ」が世界各国で爆発的にヒットし、グラミー賞を獲得した。「アンブレラ」のミュージックビデオ(以下、MV)では金粉まみれのリアーナが体をくねらせながら踊るシーンがあったものの、芸術的だと好評だった。

 その後リアーナはメッセージ性の強いMVを好んで制作するようになり、「S&M」のMVはひわいだと放送禁止処分を受けたり、「Man Down」では性的暴行を受けた女性が加害者を殺すという衝撃的な内容で批判されたり。「We Found Love」は、元恋人のクリス・ブラウンにそっくりな男性と一緒に薬物をキメるという過激なもので「実体験ではないか」とファンの間で波紋が広がるなど、問題作だらけ。「ファン層であるティーンが安心して見ることのできるMVが少ない」と親世代から嫌われる存在となっていった。

 世間の批判など気にしないリアーナは、雑誌やインスタグラムできわどい写真を発表したり、乳首がまるわかりのドレスでレッドカーペットに登場するように。大御所R&BグループTLCのメンバーから、「セックスを売るのは本当に簡単なこと。四六時中裸じゃなくたっていいのに」と苦言を呈されれば、「年老いたあばずれの言うことなんて」と、無表情でアイスクリームを舐めるカニエ・ウェストの写真を付けてツイートするかわいげのなさで、触らぬ神に祟りなし状態に。

 そんなリアーナは現在、デビュー10周年を記念する新作アルバムを制作している。3月にシングル「Bitch Better Have My Money」をリリースし、「アタシの金返せよ、ビッチ」という過激な歌詞からMVにも期待が寄せられた。ファンを煽るかのように、リアーナは同曲の公式予告編を、先月28日に開催されたブラック・ミュージックの祭典『BETアワード』に合わせてリリース。「超豪華マンションに住む金持ちの白人美女が煌びやかに着飾り、夫に軽くキスをし、愛犬を手に外出するためエレベーターに乗り込む。エレベーターには大きなトランクを引きずってきたリアーナが乗り込んでおり、次にエレベーターが開くと、子犬は飛び出てくるものの白人美女は消えており、リアーナ1人がエレベーターに乗っている」という冒頭部分が公開され、リアーナが女性をトランクに入れて誘拐したのだろうと察することができる。

 リアーナは「Bitch Better Have My Money」の予告発表前に、新作アルバムに収録している「American Oxygen」のMVを4月にリリースしているのだが、こちらは実際の記録映像をつなぎ合わせてアメリカの歴史をたどっていくという素晴らしい作品に仕上がっており、絶賛されたばかり。同曲も予告編は過激なものの、メッセージ性が強く、常識的なものになるのではと期待する声もあった。


 しかし、2日にリリースされた7分という長編MVは、最初から「成人指定」だと警告されているだけあり、とてもじゃないが子どもには見せられない内容の作品だった。見るからにワルそうな女仲間2人と誘拐した女性をパンティだけにして連れ回したり、パンティだけの女性を逆さ吊りにして、金でできたジュエリー“グリルズ”を歯にはめて拷問するシーンや、車を炎上させたり、女性に無理やりマリファナと酒を飲ませたりと、次から次へとクライムサスペンスのようなシーンが続く。

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