嵐・二宮、Jr.岩橋……並み居る“女子力系”ジャニーズで頭角を現した「鈴木舜映」の衝撃
今回ツッコませていただくのは、近年、層の厚みを増してきている“女子系ジャニーズ”。
トップに君臨するのは嵐の二宮和也で、笑うときに口元を手で隠す、頬杖をつく、内股座りするなどの女子っぽい仕草や表情の可愛さから、「女子力が高い」とファンの間でよく指摘されている。それでいて「超肉食」なギャップも案外、ファンにはツボかもしれない。二宮は、「オリ★スタ」(4/3発売号)のアンケート「自分より女子力が高そうな男子Ranking!!」でも、1位の千葉雄大に続き、2位を獲得。3位には、「料理や気配り」「オシャレ」などから嵐・松本潤、4位には同じく「オシャレ」で、レディースの服も着る関ジャニ∞・安田章大がランクインしていた。
同アンケート6位に、もちもち美肌などの理由で選ばれていたHey!Say!JUMP・山田涼介は、『櫻井有吉アブナイ夜会』(3月19日放送分、TBS系)で、「親友(JUMP・岡本圭人)とのカフェめぐり」などの私生活を披露していて、中性的で可憐な容姿に加え、可愛い雑貨やインテリア、料理が好きなど、内面的にも「女子力が高い」ことは確かだ。だが、その一方で、「男っていうのはね~」と雑誌やラジオで頻繁に語るなど、JUMP内で最も“男語り”するのが好きなメンバーだというのも、面白い。ちなみに、「女子力系」でいうと、脱毛に気を使うなど、美意識の高さを持ちつつ、超肉食なお騒がせアイドル・NEWSの手越祐也も忘れてはいけない存在だろう。
さらに、女子力系の層の厚みを実感させるのは、ジャニーズJr.内での「女子力」キャラの充実ぶりだ。筆頭は、「第21回Myojo Jr大賞2015」の「恋人にしたいJr.ランキング」1位の岩橋玄樹。仕草や表情が女子っぽいこと、髪や肌の手入れに入念なこと、女装が似合うことに加え、すぐふてくされるなど「面倒くさい」性格を持っていることもまた、女子っぽさ全開で、ファンにとっては気になるのかもしれない。
また、「ニコニコ+ぶりっ子」の表情や仕草・色白美肌の一方で、ムキムキ筋肉+身体能力の高さを誇るのが、松田元太と中村嶺亜。前者は山田涼介にあこがれ、アイドル雑誌で「あ~、山田くんのマイクになりたい!」と迷言したり、『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)の「ボクが輝くとき」というお題で「山田くん研究」と書いた上、身ぶり手ぶりでクネクネしながら「山田くんはちょ~尊敬してて、ちょ~大好き(吐息)」と語ったりするツワモノ。だが、しゃかりきダンスと表情豊かなパフォーマンスは見る人を惹きつける魅力があり、おまけにアクロバットも進化中だ。
後者は、以前も記事で取り上げたことがあるが、スケボー上手で運動神経が良く、何を考えているかよくわからない、三白眼でミステリアスな通称「レイア姫」。どちらも柔らかな雰囲気で覆われた、男気+プロ感あふれる、デキるJr.である。
さらに、そんな充実の女子力枠に堂々と乗り込んできたのが、Jr.の鈴木舜映。6月26日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)には、Sexy Zoneのバックとして72人のジャニーズJr.が登場したが、中でも主役のSexy Zoneをしのぐ勢いで目立っていたのが、「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」の応援サポーター「Mr.King vs Mr.Prince」の6人。そして、そんな6人の真横にピタリとくっつき、脇を閉めて両手を顔のそばに持っていく「ぶりっ子ポーズ」でカメラにアピールし続けた鈴木舜映の度胸の良さ(厚かましさ)には、正直、しびれた。大物かもしれない。
女子力高い系ジャニーズはいま、デビュー組、Jr.を含めて、人気や実力のある人材が豊富に揃った「鉱脈」だ。一度こうした「女子力系ジャニーズ」だけで、何か企画や特番をやってくれないだろうか。
(田幸和歌子)