同性婚合法化に沸くアメリカで、シュワちゃんの写真と切り返しがカッコよすぎる!
アーノルドは判決が下った後に素早く、自身のFacebookのプロフィール写真をレインボーフラッグ・フィルターをかけたT-800(代表作『ターミネーター』で演じた殺人マシーン)の写真に変更。アーノルドは現在、シリーズ最新作『ターミネーター:新起動/ジェニシス』プロモーションの真っ最中で、写真のT-800も最新作のちょっと老いた感じのするものだが、ハリウッドを代表する大御所スターの粋な計らいに、たちまち25万を超える「いいね!」が集まった。
実は今回、アーノルドが写真加工に使用したのは、同性婚合憲判決を受けてFacebookに新しく登場した機能。「facebook.com/celebratepride」にアクセスすると、プロフィール写真にレインボーカラーのフィルターをかけた「同性愛婚祝福虹色仕様」に変更できるのだ。Facebook創設者のマーク・ザッカーバーグも使用しており、アーノルド効果もあり、使用するユーザーが一気に広まっている。
ネット上では、まさに「アメリカの同性婚合法化を祝おう」ブームが巻き起こっているわけだが、今回の判決に、誰も彼もが賛成しているわけではない。敬虔なクリスチャンや昔ながらの家族観を重んじる保守的な人々は、「とんでもないこと」「嘆かわしい」と大反対。判決自体も、判事9人のうち5人が賛成、4人が反対という僅差だったのだ。
アーノルドのFacebookにも、反対派から「どうしちゃったんだよ? 『いいね!』は押せないな」という意見が書き込まれた。これにアーノルドは、「アスタ・ラ・ビスタ」と返答し、再びファンを大喜びさせた。「アスタ・ラ・ビスタ」は、ターミネーターの決め台詞で、スペイン語で「また会おうぜ」という意味。見事な切り返しに「意外に頭の回転が速い」と大絶賛されている。
その昔、ボディビルダー時代の1977年に、ゲイ専門雑誌「After Dark」で立派なイチモツをぶら下げたヌードを披露したことがあるアーノルド。12年に受けたインタビューで、「女性じゃなくて、男性ビルダーのパンツ一丁のポスターを壁一面に貼っていたから、両親から“息子はゲイに違いない”って疑われてね。父親はベルトで叩くし、母親は医者に行こうと言うし」と語ったこともあり、同性愛者差別に深い理解があるようだ。
T-800の活躍が見られる『ターミネーター:新起動/ジェニシス』だが、日本でも来月10日から一般公開される予定。キレキレのアーノルドに、乞うご期待だ。