フジ堤真一主演『リスクの神様』、放送前から大コケの業界評! 「裏が花咲舞」以上の難点とは?
4月クールの連続ドラマもほぼ全てが最終回を迎え、早くも7月スタートの作品に注目が集まっているが、フジテレビが水曜午後10時枠で放送する堤真一主演『リスクの神様』について、早くも「大コケしそう」とささやかれているようだ。
堤が16年ぶりに連ドラで主演を務めるとあって、フジは先駆けて制作会見を開くなど気合は十分の様子。フジと堤のタッグで思い出されるのは1996年『ピュア』、2000年『やまとなでしこ』だが、それぞれ平均視聴率20%超(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録している。
「フジはやる気いっぱいですが、放送予定の水10枠は、4月クールで大爆死した阿部サダヲ主演『心がポキっとね』の枠。また裏番組には、シリーズ前作が全話平均16.0%を記録した杏主演『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)が控えています。かねてからフジと日テレの“水10対決”は盛んにメディアではやし立てられていますが、毎回フジの大惨敗という結果で終わっています」(芸能ライター)
また、フジの各番組のキャストに、同局が隆盛を誇っていた頃の人気タレントを起用することも、大コケの予感を助長させているという。
「『心がポキっとね』は、かつて大ブームを巻き起こした『ロングバケーション』のヒロイン・山口を起用しましたが、初回から10.4%、その後は右肩下がりで最終回も5.7%と不振に終わりました。『SMOKING GUN』で鈴木保奈美、『水曜歌謡祭』では森高千里など、かつて同局を支えたスターを登場させる手法を取っているものの、まったく通用していません。堤に関してもまったく同じで、過去の栄光しか追っていないのでは、とさえ思えてしまいます」(同)
視聴率低迷が恒常化してきたフジだが、それでもドラマに賭ける期待はほかの番組以上だという。しかし4月クールにしても、平均視聴率が2ケタを記録したのは嵐・相葉雅紀主演の『ようこそ、わが家へ』のみである。
「低視聴率が話題になったAKB48・渡辺麻友主演の『戦う!書店ガール』をはじめ、4月のフジは特にいいところがありませんでした。だからこそ、『リスクの神様』に賭けているのでしょうが、果たしてどんな結果になるか……」(テレビ誌ライター)
大方“大コケ”の予想をされている『リスクの神様』だが、まずは初回にどれだけ視聴率を獲得できるか要注目だ。