『ローカル路線バスの旅』、9.5%に視聴率転落! 太川&蛭子の再ブレイクがネックに?
太川陽介と蛭子能収のコンビが人気の『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』(テレビ東京)。数年前から番組ファンが増えたことで、太川&蛭子のメディア露出が増えるなど“路線バスブーム”を巻き起こした番組だが、6月20日に放送された新作の視聴率は9.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と1ケタを記録。ブームもそろそろ落ち着くのだろうか?
『ローカル路線バス~』は、同局で毎週放送されている「土曜スペシャル」枠の人気企画。しっかり者のリーダー・太川&マイペースな蛭子のコンビが、ゲストの“マドンナ”とともに、3泊4日で路線バスだけを乗り継いで目的地に辿り着くという番組だ。2007年に初回が放送された後はジワジワと人気が広まり、08年からは年に2回の放送に“出世”。11年・13年・14年は年に3回も放送され、この番組をきっかけに2人は注目を浴び、路線バスバブルを起こした。
「視聴率もメインの時間帯が13.2%(13年8月)、13.0%(14年1月)、12.6%(14年4月)など、1ケタの番組が多いテレ東にしては大ヒットコンテンツに成長しました。太川は番組で見せる牽引力が評価されて『ルイルイ仕切り術 人生も会社も路線バスの旅も成功に導く40のツボ』(小学館)という本を出版し、昨年7月放送の『第37回隅田川花火大会』(同)の『屋形船ゲスト』には太川&蛭子コンビが登場しました」(芸能ライター)
過去に放送した作品のDVDも4作発売されており、安定の人気を誇っていた同番組。ところが、6月13日放送の『「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」大感謝祭』は午後6時30分~7時までが5.5%、午後7時から放送終了までで7.7%と低視聴率を記録。森尾由美をマドンナに迎えた記念の第20弾(20日放送)は、6.4%(午後6時30分~7時)、9.5%(午後7時~放送終了)と、2週連続で1ケタにとどまったのだ。
「マルシアがゲストの19弾は12.4%を獲得していましたが、旅の中でマルシアが『歩きたくない』と文句をつけたりと散々な振る舞いを見せたため、3人の空気がピリピリしたものとなり、視聴者からは『マルシアが台無しにした』『態度がひどすぎ』と批判が上がっていました。太川は舞台、蛭子はバラエティなどで多忙になってしまったため、スケジュール調整が難しくなってしまったようで、20弾のロケも最近まで行われていなかったとか。番組ファンは『「路線バス」ロケが最優先じゃなきゃおかしい』『「路線バス」のロケはいつになるのか』と、落胆していました」(同)
そんな中で5カ月ぶりの放送を迎えた『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』だが、フタを開けてみれば2週連続で2ケタに届かず、テレ東としても期待外れの結果だったことだろう。次回の第21弾では、名誉挽回できるだろうか?