息子のアメフトコーチを殴って逮捕されたショーン・コムズ、実は有名なモンペだった!?
23日には「TMZ」が、あらためて事件当日の詳細を伝えた。それによると、ショーンはジャスティンと共にサルのオフィスを訪問したものの、サルが電話中だったため待たされ、その挙げ句、「ジャスティン、君とは話そう。でも、父親には出ていってもらってくれ」と言われて激怒。サルの手をわしづかみにしたところ、恐怖を感じたサルから「触らないでくれ」と言われて逆上したという。騒ぎを聞きつけたインターンがショーンを引き離し、隣接するジムに連行したのだが、ショーンはそこでウエイトを発見。ウエイトを振り回しながら「ヤツをぶっ殺す!」と叫んだため、凶器を用いた暴行罪と脅迫容疑がかけられたと伝えた。また、サルは顔を切ったほか、シャツが破れるという被害を受けたとも報じられている。
このサルというコーチだが、業界では評判はイマイチ。NFLニューヨーク・ジェッツのコーチをしていた2010年、対戦相手の選手がボールを持ちフィールドのラインぎりぎりを走っていたところを妨害し、転倒させたことがあるのだ。この件で、サルは罰金と出場停止処分を受け、翌月退職。UCLAのアメフトチームのコーチには12年に就任している。
ショーンが逮捕されるのは、今回が初めてではない。1999年4月に、ラッパーのナズのマネジャーを暴行したとして逮捕され、怒りの感情をコントロールできるようにする「アンガーマネージメント治療」を命じられた。同年の大みそかにもニューヨークのクラブで起こった発砲事件の容疑者として裁判にかけられたが、こちらは無罪を勝ち取っている。その後はおとなしくしていたが、昨年には、「オレをリスペクトしていない」と歌手のドレイクを殴打し、病院送りにしたと報道された。ドレイクは起訴せずに先日和解したようだが、今年2月にも「殴られた」とファンに訴えられるなど、怒りのコントロールがうまくいっていないようだ。
なお、ジャスティンは父親に恥をかかされたとは思っておらず、インスタグラムにショーンとのツーショット写真を投稿し、「神さま、いつもボクのことを思い味方してくれる父親を与えてくださり感謝します。パパ、愛してるよ!」というメッセージを添えた。
しかし今回のショーンの素行にはファンも呆れ気味。ネット上では、「いいかげん、パパ離れ・子離れしたら」という声が多い。ジャスティンのインスタグラムにも、「君、一体何歳なんだよ」と諭すようなコメントまで書き込まれている。ショーンの宿敵であるラッパーの50セントに至っては、おちょくるショート動画まで作成しているありさまなのだ。UCLAも、ショーンを起訴するつもりはないが、今後見学を禁止するという判断を下したと伝えられている。これまで「長男命」だったショーンだが、これを機に子離れすることができるのだろうか。