コラム
角川慶子の「シロウトで保育園作りました」第90回
元アイドル→保育園経営者に。やりたい仕事から適職を見つけるまでを振り返る
2015/06/20 16:00
ライターもやっていたけど、社会の属性からするとフリーターと同じだし、社会的信用ゼロ。当時は時間があったので、本気で霊視していち早くIT株を売買していました。そのおかげで手元に多額の現金があったので、保育園を始めることができたけれど、お金がなければ公庫からお金を借りる手続き中、面倒臭くなって開園してなかったと思います。人生ってほんとにどうなるかわかりません。今でもどこからそんな力が出たのか不明です。保育園どころか人を雇用するなんて考えてもいませんでした。
そんな保育園も、今では「研修させてください」「視察を受け入れてもらえませんか?」と同業者を含め、よくお願いされます。運営会社の雰囲気がよければお受けしていますが、逆に私は他の保育園にまったく興味がありません。保育園は「うちが一番」という自負なのかもしれません。むしろ幼児教室やキャバクラを視察したいですよ。人気キャバ店の店長と、ナンバーワン、ワーストワンに話を聞きたいです。保育園経営にきっと生かされますから!
角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月1日に「駒沢の森こども園」をオープンさせる。家庭では7歳の愛娘の子育てに奮闘中。
最終更新:2015/06/20 16:00