『クレヨンしんちゃん』で発見、SMAP・木村拓哉がキムタクを演じると「キムタクじゃなくなる」!
<『クレヨンしんちゃん』に、木村拓哉出演!!>
どんな演技だとか、どんなキャラだとか、なんならストーリーだって、どうでもいい。しんちゃんにキムタク。もうその状況だけで、ひたすら面白い。SMAP・木村拓哉主演ドラマ『アイムホーム』(テレビ朝日系)との2週にわたるコラボ企画ということで、キムタクは、しんのすけをはじめ、父・ひろし、母・みさえ、妹・ひまわり、そしてペットのシロまで1人5役に挑戦するという。
なんだそれ!!?? 超絶カッコいいお兄さんキャラが登場して、みさえや幼稚園の先生たちがメロメロ、とかじゃなく、野原一家を1人でやるのか。しかも2週連続。声優・木村拓哉は、映画『ハウルの動く城』で、すでにお披露目済みだし、昨年のフジテレビ『27時間テレビ』でも、『サザエさん』にSMAP全員で出演もしていたが、今回は1人で5役。攻めるなぁ。どんな仕事でも常に真剣に取り組んで、常に期待以上のものを見せようとしてくれる。ドラマの番宣だって、普通のことはしない。これがキムタクだ。
そして5月29日。前番組の『ドラえもん』(同)が終了し、「このあとは『クレヨンしんちゃん』」と予告が入る。そこへ、しんちゃん(着ぐるみ)とツーショットのキムタクの姿! しかも、一緒にお尻フリフリもしている! そういえば、『アイムホーム』の第1話でも、カラオケのKARAの曲に合わせて全力で尻を振っていた。木村さん的に尻フリブームなのか。
あらためて、オープニングにしんのすけとのツーショットで登場したキムタク。「今夜はオラと木村さんで、イケメンSP!」と、しんのすけが言う。しかし、画面には、<SPコラボアニメは番組の最後!>という文字が表示され、どうやら本編放送の後までお預けのようだ。本編が終了し、エンディング曲をゆずが歌い始めてしまった。終わっちゃうぞ、と思ったところで、「ただいまー」。
ひろし、帰宅。これか、これがコラボアニメか。でも、ひろしはキムタクじゃないっぽい。
「アナタ見てー!」(みさえ)
「たややー」(ひまわり)
「父ちゃん、オラたち木村拓哉になっちゃったゾー」(しんのすけ)
ひろしを出迎える家族たち。みんな、やたらキリッとした顔に描かれている。キムタクの顔に“なっちゃった”、ということのようだ。正直これを見せられて、「キムタクだ!」と言い当てられない気もするが、これがクレしん世界基準の「木村拓哉」の顔ということだ。そして、このひろし以外の全部の声を、キムタクが1人でやってるわけだ。しかも、ちゃんと声を聞き分けられる。甲高い裏声でしゃべるみさえ、ひまわりの幼い声……どんな顔でやってんだろう? アフレコ現場をメイキング映像かなんかで見せてほしい。