ママカーストは本当に「女同士の争い」なのか!? 同調圧力やマウンティング合戦の裏にあるものとは
毎日ネットに流れてくる膨大なトピックの数々。その中には、“男のクソさ”が原因になっているものも少なくありません。そんな話題を勝手に取り上げながら、桃山商事のメンバーが元気に言いがかりをつけていきます!
【今回のPick upドラマ】
『マザー・ゲーム~彼女たちの階級』(TBS/毎週火曜22時〜)
◎同調圧力やマウンティングが満載の“ママカースト”ドラマ
清田代表(以下、清田) 今回は、TBSで放送中の火曜ドラマ『マザー・ゲーム』を取り上げたいと思います。
佐藤広報(以下、佐藤) いわゆる“ママカースト”を描いた話題作ですね。独身男の我々にとっては、最も縁遠い世界のような気もしますが……。
清田 でも、このドラマには「クソ男撲滅」のためのヒントがいろいろ詰まっているように感じる。我々なりに考えたことを語っていきましょう。
佐藤 放送を見て、すでに軽く結婚恐怖症になってるけど……がんばります。
清田 まず物語の設定なんだけど、これは「お金持ちが集う名門幼稚園に、年収250万のシングルマザー・蒲原希子(木村文乃)が、縁あって子どもを通わせることになる」という話で。
佐藤 希子は離婚後に子連れで実家へ戻り、そこで弁当屋を営む女性なんだよね。普通、働くシングルマザーだと幼稚園より保育園に預けることが多い(※幼稚園の降園時間は基本的に保育園より早く設定されているところが多いため)みたいだけど、希子は自営業だから仕事を抜け出してお迎えに行ける。だから、幼稚園でも待機児童の問題に直面していた希子には「入れるだけラッキー」という話のはずだったんだけど……。
清田 その幼稚園は専業主婦かつセレブママたちの巣窟で、まるで異世界に紛れ込んでしまった感じなんだよね。しかも、希子は園長先生のコネで入園したので、周囲から完全に不審者扱いで。
佐藤 そして、そこは「夫の年収」がそのまま身分の序列に直結している恐ろしい社会で、すでにママカーストができあがっていた。