井上真央『花燃ゆ』、9.4%ワースト更新! 過去ドラマも「堀北、尾野以下」の評判
井上真央主演の大河ドラマ『花燃ゆ』(NHK)が、5月17日放送回で9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の自己ワーストを更新したことがわかった。1月4日にスタートした同作は、初回16.7%で歴代ワースト3位発進。第15話で9.8%と初の1ケタを記録していたが、今回はそれを下回ってしまった。
幕末の先覚者・吉田松陰の妹で、志士たちを陰で支えてきた文(ふみ)の生涯を描いた『花燃ゆ』。井上のほかには伊勢谷友介、東出昌大、高良健吾、大沢たかおらがキャストに名を連ねており、土屋勝裕プロデューサーは昨年6月の会見で「イケメンを意識」したキャスティングであると明言。女性視聴者の支持を得られそうな布陣で臨んだが、初回以降も視聴率は11~12%台に下降し、3カ月後の4月12日にはついに1ケタ台をマークしてしまった。
また、同局の籾井勝人会長は5月14日の定例会見で、視聴率について「私自身はちょっと低すぎるという気はしている」と話し、今後の盛り返しを期待するコメントを述べていたばかりだったが、第20話でさらに数字を落とすこととなった。
「通常、大河は午後8時~8時45分の放送枠ですが、初の1ケタ転落を記録した日は『第18回統一地方選挙』の報道特別番組が放送されていたため、『花燃ゆ』は午後7時15分からのスタートでした。視聴率が低下したことについて、『選挙で放送時間が変更された影響もあるのでは』と言われていましたが、今回はなにもなかったのに最低更新という悲惨な状況に。自己ワースト更新にネット上では『主人公がマイナーすぎ』『井上も黒歴史でしょ』という声や、内容に対しても『盛り上がりに欠ける』などと厳しい声が目立ちます」(芸能ライター)
4月20日に行われた会見では「主演である以上、私の力不足であるとしか言えない」と、低視聴率に責任を感じていることを明かしていた井上。近年の主演作品の視聴率を振り返ると、11年放送のNHK朝の連続テレビ小説『おひさま』は、平均18.8%を記録。しかし、その後に放送された尾野真千子主演『カーネーション』(平均19.1%)や、堀北真希主演『梅ちゃん先生』(20.7%)と比べると、それ以下という残念な結果だ。さらに12年に放送された連続ドラマ『トッカン 特別国税徴収官』(日本テレビ系)は平均10.5%で終了と、これまでもあまり数字には恵まれていなかったようだ。
「11年は『おひさま』主演の効果で『第62回NHK紅白歌合戦』で紅組司会を務めたことも。松嶋菜々子、宮崎あおいに続いて朝ドラ&大河で主演を務めるという大役を担ったものの、今作の大コケによって“低視聴率女優”というイメージが根付いてしまうかもしれませんね」(同)
05年のドラマ『花より男子』(TBS系)でブレイクして以降、コンスタントに活動を続けてきた井上だが、『花燃ゆ』以降の女優活動はどうなってしまうのだろうか?