『しくじり先生』、ゴールデン昇格も6.1%の大爆死!! 「深夜の方が面白い」お決まりコースに?
4月よりゴールデン枠に進出した『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)。スキャンダルや人気低迷など“しくじった”経験のある芸能人が、自身の過去を振り返るという内容で、11日放送の最新回では、小倉優子がかつての“こりん星のりんごももか姫”設定を「黒歴史」と断言し、放送後ネット上で話題になっていた。しかし、肝心の視聴率に関しては「すでに暗雲が立ち込めつつある」(テレビ局関係者)という。深夜帯からのゴールデン進出には、「ほぼ確実に失敗する」という定説も存在するが、果たして――。
『しくじり先生』は数回の単発放送を経て、昨年10月に深夜12時台からレギュラー放送がスタート。オリエンタルラジオ、パンクブーブーなど、同番組で披露した“自虐芸”が再評価されたタレントも珍しくない。
「基本的に、スタジオ収録プラス過去のVTRだけで成り立ち、またゲストも第一線のタレントというよりは、どちらかと言えば最近姿を見なくなった人物の方が多いため、局側からすればコストパフォーマンスに優れた番組といえます。また、近頃ではこの番組をきっかけに再ブレイクしたというケースも散見されるため、タレントの所属事務所的にも『出したい番組』となりつつあるようです」(同)
深夜時代には、前番組が高視聴率の『アメトーーク!』であることも影響してか、初回から7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、2月27日のダイヤモンド☆ユカイがゲストの回では、8.8%と最高視聴率を獲得している。ところが……。
「小倉が出演した最新回は6.1%と、同時間帯最下位の視聴率でした。ゴールデン枠に移行しての初回スペシャルでは12.8%を獲得しているだけに、スタート1カ月で早くも数字が半分になってしまったわけです」(同)
裏番組には、『世界まる見え!テレビ特捜部』(日本テレビ系)『痛快TVスカッとジャパン』(フジテレビ系)と強豪揃いではあるものの、深夜帯の最高視聴率より、2%以上も数字を落としてしまったのは、さすがにテレ朝としても計算外だろう。
「小倉に関しては、すでに散々ネタにしている『脱・こりん星』がテーマとあって、特に新鮮味は感じられない内容でした。やはりマニアックな企画が通用する深夜帯とは違い、老若男女問わず通用するネタを用意しなければならないゴールデンには不向きな番組だったのかもしれません。次回25日放送のゲストも、ゴーストライター騒動でさんざんいじり倒された新垣隆とあって、目新しさは感じられませんね」(同)
『世界は言葉でできている』(フジテレビ系)、『くりぃむナントカ』(テレビ朝日系)など、深夜からゴールデンに昇格後、散々な視聴率ですぐさま打ち切られてしまった番組は数多く存在するが、ネット上で最も注目されるバラエティの1つである『しくじり先生』も、果たしてこの道を歩むこととなってしまうのだろうか?