「DRESS」婚活エッセイマンガの打ち切りに感じる、“独身アラフォー”というくくりの限界
先月、「DRESS」(幻冬舎)のカバーモデルを務めている米倉涼子さんが離婚寸前! というニュースが飛び交いました。昨年末、独身バリキャリアラフォーを対象にした「DRESS」の代表が結婚? と、なにやら裏切られたような気持ちになりましたが、まさかの離婚報道です。報道後、進展はないようですが、「DRESS」ではどんな対応をするのでしょうか。
エッセイを連載している西川史子さんが離婚したときは、特別インタビューを掲載し、大々的に離婚をイベントとして取り上げた「DRESS」ですが、なんと今回はだんまりです。だんまりどころか、何の説明もなく、今までずっと米倉さんが務めていた表紙まで長谷川京子さんにチェンジ。報道があったのが3月末ですから、今月号の表紙が米倉さんじゃなかったのは偶然かもしれないけど、なにか理由があるんじゃないかと勘ぐってしまいます。もしや仕事どころじゃなくてドタキャンとか? しかし長谷川さんは既婚の子持ちタレントさんです。ちょっと前から謎だったんですが、もしかしたら「DRESS」は“独身”アラフォーというカテゴリーをもはや捨ててるんでしょうか。
<トピック>
◎その私服、おしゃれすぎ!
◎今宵、サイエンス・バーで
◎生涯嫁入り前
■雑草とアラフォーの共通点
今月号は、読み物らしい読み物企画があまりなかった印象です。それもあって、いつの間にか毎号載ってる「今宵、サイエンス・バーで」の雑草とアラフォーの人生観との共通点を指摘した “雑草学”の話が印象的でした。
雑草とアラフォーの比較とはなにか? ちょっと身近なところで例を挙げますが、先日、学生時代からの友人と話をしていました。彼女は、会社を経営する社長さんと結婚をして、子どもにも恵まれ、悠々自適の生活をしています。誰もが夢見るマダムですよ。夫は浮気するでもなく、暴力をふるうでもなく、とてもいい夫なのだとか。ただ、彼女の意志はなかなか尊重されず、見下されることもしばしばだそうです。
一方で私ですが、結婚もせず子どももいなくて、好きなことをやって悠々自適ですが、金はありません。しかし使える金額が少なくても、ブランド品が買えなくても、自分の意志で自分の人生を設計できることは大きな喜びです。学生時代には大した環境の違いがなかったとしても、20年もたつとこうも大きく変わるんです。