近藤真彦コンサート、異例の“バックJr.”発表で「その手できたか」とファン失笑のワケ
ソロデビュー35周年を迎える近藤真彦が、7月から12月までコンサートツアーを開催することが明らかになった。7日にジャニーズ公式サイトや公式メールマガジンなどを通じて発表されたものだが、ツアーの告知に「バックジャニーズJr. :Travis Japan」と記載されていたことで、ファンに衝撃に走っている。
昨年12月の『2014FNS歌謡祭』(フジテレビ系)で、SMAPや嵐など“派閥”を超えたメンバーを集めて豪華ジャニーズメドレーを行い、多くのジャニーズファンから「さすがマッチ」と、尊敬の目を向けられていた近藤。ところが、『ジャニーズカウントダウンコンサート2014‐2015』では、他グループよりも時間を贅沢に使ったステージを繰り広げたことで「マッチのソロコンサート」状態となり、参加したファンから「史上最悪のカウコン」などと、近藤に対する苦情が殺到していた。
「近藤は、東日本大震災の復興支援プロジェクト『Marching J』で集まった募金の一部を『パンダ誘致に充てる』と公言して、ジャニーズファンから大ブーイングが巻き起こったことがあり、この一件を機に近藤に対するジャニーズファンの風当たりが強くなった印象です。『FNS』『カウコン』ときて、2015年はマッチの35周年に当たるため、『怒涛のマッチイヤー』になるかと思われていましたが、意外と何の動きもなし。一部ファンの間では『そろそろマッチが動き出すのでは』と懸念する声が上がっていたところです」(ジャニーズに詳しい記者)
今年に入って目立った活動はみられなかったが、近藤に関しては「週刊文春」(文藝春秋、1月29日号)に掲載されたメリー喜多川副社長のインタビューが大きな話題に。メリー氏は呼びつけたSMAPのチーフマネジャー・飯島三智氏に「うちのトップは誰!?」と尋ね、「近藤真彦です」と答えさせたほか、亡くなった近藤の母を思い出して涙を流す場面も。近藤がジャニーズのトップであることを世間に知らしめるインタビューになっていた。
そんな中、35周年ツアーの詳細が明らかに。7月19日に収容人数1,000人ほどの仙台市・電力ホールで公演がスタートし、鹿児島、大阪、広島などを回って12月11日・12日に日本武道館で公演を行う。先述のようにTravis Japanも出演するようだが、ジャニーズのコンサートではバックにつくJr.メンバーについて予め公表することは珍しく、今回のような情報解禁は異例といえる。そのため、Jr.ファンからは「マッチコンサート、ご丁寧にJr.表記されてて笑った」「『バックジャニーズJr.』の響きが新鮮」と驚きの声が続出したのだ。
「携帯公式サイト・Johnny’s webなどにはTravis Japanの写真が掲載されており、昭和のアイドルを彷彿とさせるような派手なピンクの衣装&ポージングが失笑を買っていました。このような準備万端の事前発表だけに、一部Jr.ファンからは『Jr.担で客席を埋めようとしてる』『その手できたか』『わざわざ公表するあたりあざとい』と、指摘されています。もちろん近藤にも固定ファンはいますが、昨年2月リリースのシングル『千年恋慕』はオリコン発表の週間売り上げで5,003枚を記録。最近の売り上げなどから見ても集客に不安が見えるため、“Jr.ファンを取り込もうとしている”と言われても仕方のない状況ですね」(同)
日本武道館の最終日には嵐やTOKIO、V6ら数多くの後輩が集結してお祭り騒ぎになりそうな気配も。親子ほど年の離れた近藤とTravis Japanメンバーがどんなステージを作り上げるのか、本番に期待が高まる。