“流浪のトップJr.”ジェシー、シックストーンズ発表で人気変動!? ユニットの可能性と懸念点
巨大アイドル帝国・ジャニーズ事務所に所属するJr.たちは、デビューを目指して日夜鍛錬を続けている。しかし、彼らを応援するファンは常に不安と背中合わせ。「この子は売れる? 次の現場はどこ? もしかして退所!?」――そんなスリルと楽しく共存できるよう、将来有望な銘柄を「Jr.証券取引所」がご案内。
【流浪のJr.から原点回帰で上昇気配】
ジェシー
シアタークリエ公演『ジャニーズ銀座2015』で、本銘柄を含む、京本大我、田中樹、松村北斗、高地優吾、森本慎太郎の、いわゆる“バカレア”6人に、「シックストーンズ(6 tones)」というユニット名がついたことが、本人たちの口から発表された。これによって、ジャニーズJr.株の中でもトップクラスの株価でありながら、上下動幅も少なく安定銘柄だった本銘柄に、大きな動きが出そうな気配が生じてきた。
これまでの本銘柄の大きな特徴は、その汎用性と出現率の高さだった。まずは、「ハーフ」という要素。増田良、半澤暁、草間リチャード敬太など、ハーフやクォーター、または濃いガイジン顔Jr.が、近年1つの勢力になりつつある。その中心にいるのが、ジェシー。『ジャニーズ銀座2015』にも、そのハーフ枠メインの公演がある。ときに、Sexy Zoneのマリウス葉が加わってパフォーマンスすることもあり、かねてから海外志向の強いジャニーさんの新たな構想がそこにあるのかもしれない。
ジェシーは「歌ウマ」枠としての需要も高い。やはり増田や半澤らとともにバラード曲を歌いあげ、ジェシー自身が大好きなKinKi Kidsの曲を歌うことも多い。
入所は06年でJr.歴はそれなりに長いが、本銘柄が上昇するきっかけになったのは、なんといっても12年放送のドラマ『私立バカレア高校』(日本テレビ系)。とはいえ、ドラマ内では高地とのセット扱いで番手的には低く、しかし『バカレア』で人気が一気に高まった北斗とコンビを組んだことで、“北ジェシ”相乗効果が発生、一気にトップクラスへ。
そこからはもう、Jr.の大きな仕事があるときには、あらゆる場所に必ずといっていいほどジェシーがいる、「どこでもジェシー」状態に突入する。
ドラマは、『仮面ティーチャー』(同)、『ぴんとこな』『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』(ともにTBS系)など立て続けに出演。CMではサーティワンアイスクリーム、AOKI、さらに14年にはシダックスのCMに単独出演。ステージなどでも、松村らバカレアメンバーにはじまり、先に挙げた増田や半澤、マリウス、京本大我などと、まるで相性チェックのように次々と組みまくる。15年の春休み期間には、松竹座で関西ジャニーズJr.の公演にスペシャル出演し、永瀬廉ら関西の人気Jr.とも共演。あらゆる可能性を試されているかのような、どこでもジェシー、または流浪の状態は続いていた。
15年に入ると、状況が少し変わってくる。それぞれの場所で活躍していたメンバーたちが、“原点”バカレアに戻ってきたかのように、雑誌や『ザ少年倶楽部』(NHK BS プレミアム)などで6人の括りが復活。クリエ公演でもバカレア枠とハーフ枠との掛け持ちで2公演に出演し、「どこでもジェシー」の健在ぶりを感じさせてくれたところで、バカレア6人の、「シックストーンズ」命名というサプライズ。
もともとユニットへの注目度が高かったところに、固定の名前がついたことでガッチリ生じた安定感。もともと高値の株価は、ますます跳ね上がる可能性も高い。