男性アイドル
SMAP×椎名林檎×tofubeatsが照らし出す、国民的グループの「過去」と「未来」
2015/05/05 18:00
【リアルサウンドより】
SMAPの「華麗なる逆襲」が、作詞作曲に椎名林檎を迎えてリリースされた。TOKIO「雨傘」や同じくSMAP「真夏の脱獄者」など、椎名林檎のジャニーズ仕事は少しまえから増えており、いずれもが良い仕事である。本作も、SMAPと相性抜群の良曲だ(フィッツジェラルドのパロディのようなパロディでないような曲名が謎ではあるが)。
とは言え、本作で特筆すべきは、椎名林檎自身も仕事をともにしている村田陽一のアレンジである。4つ打ちのようなビートにストリングスとキーボードが入るフィリーソウル的なアレンジを中心にしつつ、テンションの高いホーンセクションが入る中盤には、ビッグバンド・ジャズの要素が入ってくる。間奏になって、背後で鳴っていたキーボードがラテンになっていくという遊び心も楽しい。そしてラストには、完全にリズムがジャズになって華やかに終わる。アレンジャーとプレイヤーの気合いが、よく伝わってくる。
最終更新:2015/05/05 18:00