上戸彩、『アイムホーム』で脱“低視聴率女王”!? 結婚後の快進撃に「女優の常識覆した」
一時は“低視聴率女王”のレッテルが貼られていた女優の上戸彩が、ここ2年間で急成長を遂げている。
現在上戸が出演する木村拓哉主演の『アイムホーム』(テレビ朝日系)は、視聴率が第1話16.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2話は14.0%と好調で、第3話で13.5%と低迷するも今クールのドラマの中では健闘しており、初回視聴率ではトップを飾った。他局では、“視聴率王”といわれる堺雅人主演の『Dr.倫太郎』(日本テレビ系)や、佐藤健が役作りで丸刈りに挑んだ『天皇の料理番』(TBS系)、月9では異例のミステリーに挑戦する嵐・相葉雅紀主演の『ようこそ、わが家へ』(フジテレビ系)という強豪が出揃う中、見事にいいスタートを切った。
上戸の快進撃が始まったのは、2013年に放送の『半沢直樹』(TBS系)から。同作は、今世紀放送されたドラマで最高視聴率となる42.2%(最終回)を、また昨年7月から放送された上戸主演ドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』(フジテレビ系)も、最高視聴率16.7%(第10話)を記録した。
「役柄は3作連続で妻役。大人の色気があると話題で、“豊満なバスト”も男性視聴者のハートをつかんでいるといわれています。特に『昼顔』では初の不倫妻を演じ、過激なラブシーンにも挑戦し、新境地を拓いたという印象ですね。独身時代の上戸は、明るく自由奔放な元気キャラを演じることが多かったのですが、EXILEのHIROと結婚後は、そのイメージを払拭することに成功したと思われます。一時期は、“低視聴率女王”と呼ばれており、06年『下北サンデーズ』(テレビ朝日系)は全話平均7.3%、07年『ホテリアー』(同)は全話平均8.6%、ヒロイン役として出演した09年の『婚カツ!』(フジテレビ系)では、月9史上初の1ケタを出してしまったこともありましたが、完全復活を遂げたといっても過言ではないでしょう」(芸能ライター)
“低視聴率女王”と呼ばれる一方で、独身時代も、08年の『セレブと貧乏太郎』(フジテレビ系)で全話平均13.2%、11年の『絶対零度』(フジテレビ系)で全話平均14.4%とそれなりの結果も残しているが、「上戸の代表作とまでには至らなかった。今の方が“ノッている”という印象」(同)だという。
「ネットでも、『アイムホーム』に関するコメントはいいものばかり。木村演じる記憶をなくした夫への上戸の切ない演技が素晴らしいと評判です。木村とのラブシーンも期待されています。それに2月に発表された、14年のタレント別年間テレビCM出稿量では、3年ぶりに1位となり、CM女王にも返り咲きました。結婚後にこういった挽回を見せる女優もなかなかおらず、人気女優の結婚=人気低下といった芸能界の常識を覆しました」(同)
そんな中、今月12日に上戸の妊娠が一部スポーツ紙のスクープで発覚。結婚後、なにかと縁起のいい上戸だが、『アイムホーム』を高視聴率で放送終了させることで、人気女優の肩書に箔をつけることができるのだろうか。