大島優子『ヤメゴク』に「俳優陣出たがらなかった」! 視聴率6.7%の大爆死の裏事情
元AKB48・大島優子が初主演を務める連続ドラマ『ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~』(TBS系)第2回の視聴率が、初回の9.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)から6.7%へと数字を落としていたことがわかった。裏ではSMAP・木村拓哉主演『アイムホーム』(テレビ朝日系)が放送中とあって、今後も苦しい戦いを強いられることは必至だが、関係者からは「大島に主演はまだ早すぎた」という声が聞こえてくる。
『ヤメゴク』はヤクザを“足抜け”させるという一風変わったテーマの作品で、大島は常に喪服を着た女性刑事役という、アイドル像とはかけ離れたヒロインを担当している。
「初回放送の時点で、ネット上では『大島優子のイメージと違いすぎる』と、ミスキャストを指摘する声があふれ返りました。作品の演出は、戸田恵梨香の出世作『SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』(同)などを手がける堤幸彦氏ですが、ネット上では『ヒロインには戸田を持ってきた方が良かったのでは?』という意見も飛び交っています」(芸能ライター)
また共演者は、大島のパートナー役の刑事に北村一輝、勝地涼、田中哲司と演技派の名が連なるものの、「当初から大島の主演ありきで制作が始まったことから、キャスト決定に至るまでには相当な時間を要した」(テレビ局関係者)という。
「やはり女優としての代表作がなく、連ドラも初主演という点から、他プロダクションは難色を示していました。視聴率の実績もなく、また“アイドル”の印象が強すぎるのも、問題だったようですが、『演出が堤さんならば』という理由で、キャストが出演を決めたという印象です。今クールでは、『マザー・ゲーム~彼女たちの階級~』(同)の主演・木村文乃に対しても、『まだ主演の器じゃない』ということで、キャスティングが相当難航したと聞いていますよ」(同)
しかし一方で、大島の演技面に関しては、「本業の女優に比べればどうしても見劣りしてしまうが、前田敦子や渡辺麻友に比べれば段違いにうまい」(同)という声も。
「身長が152センチと小柄ながら、元AKB48で女優として通用するのは大島くらいのもの。さらに、真面目なトークから下ネタまでOKというバラエティでの立ち振る舞い、MCもそつなくこなす実力もあって、若手女性タレントという点では随一の存在です。今回のドラマ主演に批判が噴出しているのは、残念ながら事務所がそのタイミングを見誤ってしまったというほかない。どうしてもヒロイン役をやらせたいというのであれば、せめて正統派で勝負するべきだったと思いますね」(芸能プロ関係者)
初主演時の挫折は「誰もが通る道」(同)というが、果たして『ヤメゴク』は大島飛躍の第一歩となるか――。