カルチャー
悪い男から離れられないのは、「ストックホルム症候群」かもしれない
2015/04/20 20:00
女友達に対して、「なぜそんな悪い男と付き合っているんだろう?」と思うこと、ありませんか?
女性に対して、冷淡で、横柄な「オレ様男」。仕事もせず、お酒やギャンブルにお金を全部使ってしまう「ヒモ男」。女癖が悪くて、何度も浮気を繰り返したり、女性がイヤがっているのに風俗店に通い続けたりする男性もいる。さらには、女性に暴力を振るう「DV男」、妻を奴隷化する「モラ夫」など、「悪い男」の例を挙げたらきりがありません。
マジメで、きちんとした女性が、びっくりするくらいダメな男と付き合っていたりする。
傍から見ると、「もっと良い男がいるだろうに……」「いいコなのに、もったいない……」と思ってしまいます。
「私が好きになるのはいつもダメ男」「苦労するとわかっているけどやめられない」と、「悪い男」好きを自覚している女性も多いです。
かく言う私も、そんな一人。DV男と交際していた当時、私は彼のことが大好きでした。罵られ、暴力を受けるほど、彼に愛されていると実感できた。彼と「別れる」なんて思いもしませんでした。
きっかけがあって、彼から離れたあとも、彼を憎んだり、恨んだりする気持ちはまったく湧きませんでした。むしろ、「私、本当に彼のことが大好きだったんだな」という思いが強まったくらい。
「あんなにひどいことをされたのに、どうして嫌いになれないんだろう?」と、自分でも不思議に思っていました。
最終更新:2015/04/20 20:00