『花燃ゆ』、視聴率1ケタで「井上真央出すな」!? NHK籾井会長“トンデモ発案”の危険度
12日放送の第15話の平均視聴率が9.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、ついに1ケタ台を記録したNHK大河ドラマ『花燃ゆ』。19日の第16話では10.7%と盛り返したが、苦しい状況は変わらない。そんな中、20日に東京・渋谷のNHK放送センターで行われた試写会に出席した主演・井上真央は、「いろいろな原因があるとは思いますが、主役の私の力不足もある」と低視聴率の原因を語った。21日発売の「女性自身」(光文社)でも、井上が出演者らと現状打破に奮闘していると伝えているが、一方でNHKの籾井勝人会長からは「ヒロインはもう出すな!」という“トンデモ発案”が飛び出していると報じている。
『花燃ゆ』は伊勢谷友介演じる吉田松陰とその家族、同志たちの絆を描いた物語で、井上演じる松陰の妹・文の視点で展開していく。しかし、初回視聴率は16.7%と大河歴代ワースト3位発進、以降も自己ワーストを更新し続けた。2月14日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)は、視聴率下降を止める“救世主”として、後に登場予定の坂本龍馬役にSMAP・木村拓哉や2010年の『龍馬伝』で同役を演じた福山雅治の名前が挙がっていると報じた。そして「女性自身」によると、井上ら出演者は士気を保ち団結しているそうだが、そんな現場の雰囲気に籾井会長が水を差そうとしているという。
「スタート前から心配もあった『花燃ゆ』ですが、元々大河には『女性ヒロインは高視聴率を記録する』というジンクスもあり、一部週刊誌では『ドラマが成功すれば、井上と交際をうわさされている嵐・松本潤との結婚にもゴー・サインが出る』という記事が出るほど、局内でも期待されていました。しかし結果はこの有り様で、出演陣はまだしも、局上層部の焦りは相当なもの。このドタバタぶりだけに、“坂本龍馬役に福山起用”というトンデモ情報も、籾井会長の発案という可能性もあります」(芸能ライター)
籾井会長といえば、今年1月の私的ゴルフの移動に使用したハイヤー代往復約5万円がNHKから支払われたとして騒動になったばかり。3月6日に監査委員から事情を聞かれた籾井会長は、請求書が届いた同月9日に秘書室を通して支払ったが、当初から自ら負担する意向であったとしている。
「不祥事騒動に加えて、看板番組・大河の視聴率不振と、籾井会長の焦りはわかりますが、作品内容にまで口を出すのは問題でしょう。本当に井上の出演シーンが大幅に削られてしまうとなれば、来年の堺雅人主演『真田丸』も、数字によっては内容を大幅にいじられてしまうという“悪しき前例”が確立されてしまう可能性も」(芸能ライター)
何かとトラブルが多いNHK会長の言動だが、ついには芸能界にも影響を及ぼす事態となってしまうのだろうか。