嵐、「センターは松本か櫻井か」でトップ会議が二分――元側近スタッフが明かした低迷期
テレビのレギュラー番組数9本、CM契約数26本(いずれもグループ・単体含む)と、ジャニーズ事務所のみならず芸能界イチの人気者となった嵐。先日発売された、デビュー15周年記念コンサートを収録したDVD&Blu-ray『ARASHI BLAST in Hawaii』も年間ランキング入り確実といわれている。
そんな中、嵐が国民的スターに上り詰めるまでの背景を「嵐の元側近スタッフ」が語った本が発売されると、芸能マスコミの間で話題を集めているという。
「『嵐、ブレイク前夜』(主婦と生活社)という本です。女性週刊誌の中で唯一ジャニーズを批判する記事も掲載している『週刊女性』の版元が出版するとあり、きれいごとだけではない嵐の実態に迫った本になるのでは、といわれています。制作は秘密裏に進めていたようで、発売直近になるまでほとんど情報が漏れていませんでした。著者も『元「嵐」側近スタッフ一同』とクレジットされていて、一体どんな取材網を使ったのかと関心されてますよ」(芸能記者)
大掛かりな告知は事前にされていなかったものの、Amazonでは予約開始とともにベストセラー1位(本カテゴリ)を獲得している、『嵐、ブレイク前夜』。ファンからは「仲がいい」「5人それぞれキャラが立っている」「センターに誰が立っても大丈夫」と魅力が語られている嵐だが、同書を通じて見えてくる5人は意外な姿なようだ。
「嵐が低迷していた、2000~07年頃の事務所&メンバーのもがく姿が生々しく書かれているとか。デビューから01年までは松本潤をセンターにして売ったものの、結果がついてこなかったため『センターを固定しない』という新戦略が生まれたこと、しかし今度は04年に『センターは松本か櫻井か』で会議が紛糾し、結果『櫻井をセンターとして意識していこう』と方針が固まったことなど、内部スタッフでなければ知らない出来事が語られているとか。このトップ会議は04年『ウエストサイドストーリー』の公演に合わせて開かれたらしいのですが、会話のやりとりや“トップになった”櫻井・“外された”松本の反応まで詳細に綴られているようです」(ジャニーズに詳しい記者)
すでに「週刊女性」で同書の一部が公開されたが、嵐のメンバーになるはずだった人物の実名、最終選考から漏れた理由が挙げられ、「関ジャニ∞・村上信五の可能性もあったのか」「この5人じゃないなんて考えられない」などとファンから声が上がっている。
嵐の元側近スタッフが明かしたという5人の素顔は、ファンにとってうれしい姿となるか、それとも知りたくなかった姿となるか――。16周年イヤーを迎えて、ファンも忙しくなりそうだ。