「妊娠のリミット? 何それ?」少子化の原因は男たちの“無知”と“過信”にあり?
毎日流れてくる膨大なニュースの数々。その中には、“男のクソさ”が原因になっているものも少なくありません。そんなニュースを勝手に取り上げながら、桃山商事のメンバーが元気に言いがかりをつけていきます!
【今回のPick upブック】
『私、いつまで産めますか?─卵子のプロと考えるウミドキと凍結保存』(香川則子/WAVE出版)
◎女性が抱える“妊娠のリミット意識”を、男たちは本当に知らない
清田代表(以下、清田) 今回は、「卵子凍結保存」をテーマにした『私、いつまで産めますか?』(WAVE出版)という本を取り上げてみたいと思います。
佐藤広報(以下、佐藤) のっけから「何で男が卵子の本を?」と思われそうですが……。
清田 桃山商事では「失恋ホスト」といって、悩みを抱える女の人たちから恋バナを聞かせてもらう活動をしているんだけど、相談者に一番多いのはアラサー世代の女性で、かなりのケースに“妊娠のリミット意識”という問題が関わっていることに気づかされる。
佐藤 「彼女は結婚して子供を産みたいけど、彼氏は曖昧な態度で決断を先延ばしにしようとする」みたいな話は本当に多いし、恋人がいない人でも、どんどんリミットに近づいていく感覚に苛まれ、精神的に追い込まれているケースが多々あるよね。
清田 これは激しく自戒を込めてだけど……男ってそのあたりのことを本当に、まったく知らないと思うわけです。我々だって、こういう活動をしてなかったら、リミット意識の存在にすら気づいていなかっただろうし。
佐藤 ホントそうだよね。正直に言えば、今だってどこまでわかっているか自信はありません……。
清田 我々は男なので、卵子のことを体感的に理解することは絶対にできない。でも、男の無知が恋愛における諸問題の原因になっていることは事実だと思う。まずは知ることから始めようというわけで、この本を題材に考えていきたいなと。
佐藤 個人的にも耳が痛すぎてもげそうなテーマなので、めっちゃ怖いです。