原因は「ビッチ」発言!?

M・マンソンが若い男に殴られるも、ファンの興味は彼の居場所に集中

2015/04/08 18:50

 警察いわく「大したことない騒動」だが、ネット民は「マリリン・マンソンが『デニーズ』で顔面を殴られた」というこのニュースに敏感に反応。Twitterなどで、「『デニーズ』で!?」「真夜中の2時に『デニーズ』で!?」「『デニーズ』でパンチ!?」というツイートが飛び交っているのだ。「カリカリベーコンにハッシュドポテト、バターたっぷりのスクランブルエッグ、ソーセージにシロップたっぷりのパンケーキ」というアメリカンブレックファースト・メニューで知られる「デニーズ」は、日本では一般的なファミレスだが、アメリカではホワイトトラッシュ(白人貧困層)ら“超ド庶民”が好んで行くファーストフード・チェーン店。マリリンのような有名人が行くイメージはないため、多くの人が「マリリンが真夜中に『デニーズ』で食事をした」という点に興味が湧いたのだ。

 むろん、「マリリンが顔面パンチを受けた」ということも大きな話題となり、マリリン側がメディアの取材に応じなかったため、「殴られたのに告訴しないってことは、マリリンが悪いってことでしょ」などさまざまな臆測が飛び交い始めた。そんなウワサを打ち消すように、7日、マリリンのマネジャーが「TMZ」の取材に応じ、「報じられていることは誤った情報」「殴られたのは事実で、相手を告訴するつもりだ」と語った。

 マリリンのマネジャーいわく、「デニーズ」で遅めの食事を楽しんでいたマリリンに女性2人が歩み寄り、「一緒に写真を撮ってください」と話しかけてきたとのこと。マリリンは快く応じ、女性たちと会話も交わし、「ビッチ」などという言葉は一度も口にしていなかったと主張している。マリリンいわく、男はなんの前触れもなく突然現れて顔を殴ってきたそうで、すぐにセキュリティガードマンに取り押さえられたものの、「オマエの次のコンサートを爆破してやる!」と叫び騒動になったという。男はマリリンのメイクアップアーティストの顔面に肘鉄を食らわせたそうで、被害を受けたマリリンとメイクアップアーティストの女性2人でアルバータ州の警察署に行き、告訴する手続きを取るつもりだとも明かした。

 この続報を伝える「TMZ」のコメント欄には、「クソまずい“『デニーズ』で食事を楽しんだ”なんて大うそだ!」「真夜中に『デニーズ』に行くような男を訴えるって……」という書き込みで埋め尽くされており、相変わらず「デニーズ」に反応している人が多いようだ。

 マリリンは2012年にもヨーロッパツアー中、スイスでケンカに巻き込まれている。ガラス製テーブルで頭を殴られ、耳のあたりを24針縫うという大ケガを負ったが、この時は、「ケンカには勝った」と声高々に語っていた。これに比べると、今回、「デニーズ」で殴られたことは大した騒ぎではないのだが、マリリンとしては不意打ちを食らったことに腹を立てているようだ。


 相変わらずの“ぽっちゃり体形”なため、「真夜中の2時に『デニーズ』なんかで食ってるんじゃない!」と叱咤する声も飛び交っているが、毎回、全力でコンサートをこなすため、終了後は疲労困憊になり、腹も減るのだろう。ツアーは6月末まで続く予定だが、今後は何事もなく穏やかな気分でフィナーレを迎えることができるよう、祈るのみである。

最終更新:2015/04/08 18:50
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マンソンなら、「ようこそデニーズへ!」という挨拶にもちゃんと応えてるな