SMAP、E‐girlsら登場の豪華フジ入社式、「呑気すぎる」という失笑のウラに“笑えぬ懐事情”
4月1日にフジテレビで行われた入社式が、ネット上で「薄ら寒い」と失笑の嵐が巻き起こっている。今年は日本テレビの入社式に、内定を取り消されたことで局を訴えた新人アナ・笹崎里菜が入社とあって「厳戒態勢」などと報じられていたが、最終的に非難の的となったのはフジだったようだ。
今年、フジの入社式後の懇親会で行われたのは、音楽番組『僕らの音楽』とのコラボ。谷村新司にさだまさし、ゆず、E‐girls、そしてSMAPがゲストとして登場し、新入社員の中には号泣して喜ぶ者もいたという。
「フジはここ数年、懇親会には必ず音楽番組の収録をぶつけています。昨年は、谷村とさだ、そして三代目 J Soul Brothersがゲストでした。またSMAPについては、昨年は草なぎ剛1人だけでしたが、今年はメンバー全員登場という豪華さ。入社式というよりもはやお祭りですね」(芸能ライター)
この懇親会に対して、ネット上では「いつまでもバブルから抜け出せないんだな」「一発当てたIT企業みたい」「完全に外に見せるためにやってるのが、何だかなあ……」と冷めた声が殺到。また、昨今の低視聴率ぶりを踏まえて、「テレ東にも追い抜かれてるのに、呑気なことやってるんだね」という意見も。
「2011年に三冠王の座を日テレに奪われて以来、フジは完全に視聴率争いから脱落状態にあります。特に、昨年末から年始にかけては、視聴率の計測が行われた1963年以来、初めてテレビ東京の後塵を拝するという事態に。“振り返ればテレ東”ですらなくなった新年のスタートに、メディア関係者は衝撃を受けました」(同)
この状況下で行われたバブリーな入社式だが、「日テレは嵐・二宮和也、TBSがタカアンドトシ、テレビ朝日は爆笑問題と他局はゲストを呼んでいるものの、フジは毎回収録にかぶせた“経費削減”的な内容。ある意味、フジの現状を表しているともいえますが」(同)という指摘も。
「何をやっても裏目」といわれるフジだが、目玉企画だったはずの入社式までやり玉に挙がってしまい、本年度もますますジリ貧となってしまいそうだ。