主人公はD.J.とキミー!? オリジナルキャストでの『フルハウス』復活を、米メディアが報じる
番組終了から20年たった今なお絶大な人気を誇る、アメリカン・コメディ『フルハウス』の新作エピソードが、オリジナルキャストにより制作されることが明らかになった。全員が出演するわけではないが、「その後の『フルハウス』を見たい」と切望し続けてきた大勢のファンたちは歓喜に沸いている。
米ABC局で1987~95年まで放送された『フルハウス』は、妻を事故で亡くした男性が、義理の弟と親友の力を借りながら、幼い3人の娘の子育てに奮闘するストーリー。キュートでおしゃまな三姉妹と男たち3人が子育てをしながら成長していく姿を、コミカルに、またハートウォーミングに描き、家族愛たっぷりのエピソードに全米が魅了された。視聴率も安定していた『フルハウス』がシーズン8で打ち切りになったのは、出演料高騰などコストの問題だと伝えられており、放送終了時は大勢のファンが嘆き悲しんだ。
ヒットすれば、長年一緒に仕事をすることになるアメリカのドラマでは、出演者たちの仲が悪くなることが多い。しかし、『フルハウス』に限っては元子役を含めた全員の仲が良いことで知られている。互いの結婚式に出席したり、ステファニー役のジョディ・スウィーティンが薬物依存で苦しんでいる時にはリハビリ施設に入所する手続きを進めたり、薬と離婚でボロボロになった彼女をみんなで支えてきた。その後も、互いの番組にゲスト出演したり、『フルハウス』をもとにしたコントにキャストが出演したり、SNSに外出先で撮影した仲良し写真を投稿したりと親交を深め、そのたびに番組ファンからは復活を望む声が高まっていた。
そんな中、『フルハウス』の新シリーズが制作されることが報じられたのだ。
米エンタメニュースサイト「TVLine.com」は2日、大手動画配信サービス「Netflix」が『フルハウス』の新シリーズ制作交渉の最終段階に入ったと報道。長女D.J.と彼女の大親友キミーが主人公になるとのことで、全13話から構成されると伝えた。出演するのはオリジナル版キャストで、D.J.はキャンディス・キャメロン・ブレ、キミーはアンドレア・バーバーが演じる。ダニー役のボブ・サゲットやジェシー役のジョン・ステイモス、ジョーイ役のデイブ・クーリエもゲスト出演し、ジョンはプロデューサーも兼任するとのこと。制作は、オリジナル版のクリエイター、ジェフ・フランクリンらが務めるという。