シングルマザー騒動の仁科仁美にみえた、飽和する「ママタレ」界を制する可能性
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
◎仁美の未来は意外と明るい
「とにかくこれでいいんです!」という、本人の発表をもって、一応「他人がとやかく」を封じた形の仁科仁美・シングルマザー騒動。封じられちゃいないが。この件で「自分のやったことが子どもに返ってきている」と言われている父・松方弘樹だが。松方本人は「子どもって、どの?」くらいの認識しかないかも。
しかし仁科仁美。ママタレ、シングルママタレが飽和状態の今、「運動」というオプションを手に、将来「婚外子にも嫡出子と同等の権利を!」ってベクトルへと進むかもしれない。すでにどこかのプロ市民団体が目を付けている可能性もゼロとはいえまい。立候補したりしないだろうな。
ま、「八紘一宇」に比べれば、「婚外子に権利を!」の方が、筋が通って収まりがいいことは間違いない。
◎ブラピは何を思う
乳房に続けて「卵巣・卵管も摘出」を発表したアンジェリーナ・ジョリー。摘出したという事実より「私は摘出する人間である」の喧伝に重きを置いてる印象。アイアム意識高い系。こういう人が巨万の富を持つと、最終的に「マモー」に行きつくような気がするのだが。
って、万全の準備したところで事故で死んだりして。死因が事前にわかるなら、人間誰も苦労しないって話である。
◎インスタ投稿文専門作家
椿鬼奴、ヒモ男と結婚。構造的には水嶋ヒロんとことほとんど変わらないわけである。水嶋ヒロ……。「インスタグラムに嫁とのツーショットを上げる」というのが現在の全活動。これはホサれているというより、「作家宣言」しちゃった手前、どのツラ下げて、という、本人のプライドの結果なのだと思う。傍から見れば単なるヒモでも、本人は「次回作構想中」。永遠に。
水嶋ヒロにはもう興味ないが、確定申告の職業欄はなんて書いてるんだろうか。「作家」かな? 印税もうないのに? それだけ知りたい。
今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、1月16日に新刊『今井舞がゆく! 気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)発売。