カルチャー
春こそソックス履き! 冷えとりの女王が近著で怪しいネタを大々披露
2015/03/17 20:00
「そろそろムートンブーツはしまおうか」なんて思い始める陽気の今日このごろですが、靴下を5枚6枚重ねて履く〈冷えとり勢〉は「季節は関係ねえ!」というご様子で、この春(3月16日)『別冊mar mar magagin(マーマーマガジン)body&soul 3 冷えとりと女性のからだ』が発売されました。女性誌界隈では冷えに関する特集は肌寒い秋ごろから盛んになるのが一般的ですが、冷えとり界のいう冷えとは〈冷え性〉のことではなく、〈上半身と下半身の温度差がある状態〉をさすため、季節は関係ないのだとか(イマイチよく分からんけど)。
さてこの『body&soul』、1号2号では冷えとりアイテムや具体的なやり方が紹介されてきたようですが、今回の3号は全81ページ中32ページが、読者の感動的な冷えとり体験談(残りは主に商品やスナップ)。しかしメインディッシュである体験談の前に、「怪しげな健康食品系の冊子と同じ体裁や……!」と早くものけぞりがちに。エビデンスなく体験談だけが紹介されていくこの雛形、怪しげな商品(もしくは宗教)のパンフレットのまさしくそれではないですか。この冊子を発行している会社は、冷えとりでだいぶ儲けていらっしゃるようですので、そろそろこのへんも解決したほうがよいのでは……なんて、大きなお世話ですか?
最終更新:2015/03/17 20:00