サイゾーウーマンコラム高橋真麻の「お嬢様」の引き出し方 コラム 今井舞の「週刊ヒトコト斬り」 テレビ用“ワガママキャラ”では発揮されない、高橋真麻の「お嬢様」の引き出し方 2015/03/06 21:00 週刊ヒトコト斬り 高橋真麻公式ブログより ――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる! ◎ダレノガレは『水曜日のダウンタウン』に憤怒 「ロケでワガママなキャラを強要されたせいで誤解を受けた」とブログで嘆いた高橋真麻。「お寿司食べたい!」「(朝から)ビール!」と、お嬢様キャラの彼女にロケが振り回される、という演出があったというのだが。何でそんな「型にはめたワガママ」を演じさせるか。余計なことしなくとも、彼女の「お嬢様育ち」の埋蔵量とベクトルは、ド素人には考えも及ばない方向へロケを導いてくれる可能性を秘めいていただろうに。 「お寿司食べたい」なんて通り一遍のセリフをしゃべらせるより、「小さい頃、どんな誕生日祝いしてもらってた?」「免許取って初めて乗った車は?」「お年玉くれた有名人は?」「いくつの時、いくらくれたの?」なんて質問するだけで、かなりの獲れ高の話が返ってくるはず。店だって、そこいらの寿司屋に入るのではなく、彼女がロケ中、家族と贔屓にしている飲食店に電話して、時間外に開けてもらえるか交渉してみせたりすれば、開店は無理でも、普段どれだけ高橋一家に恩恵を受けているかを、店主は電話口で饒舌に語ってくれるだろう。 ダレノガレ明美しかり。今はあんまり変な演出が過ぎると、タレント側から「×」を出される時代である。違和感を感じさせないよう、うまくタレントを乗せて、結果面白いところへ着地させる。これがテレビ業界の当たり前の業務だったんだが。本当に最近、肝が冷えるほど崩壊してるなぁ。20年後、「テレビ局」って、あるんだろうか。 ◎その先に石原真理…… misonoのブログの長文は、今に始まったことではないが。「引退できなかった理由」と目を引くタイトルの回もまた、いつにも増して長く、文脈も支離滅裂で、やっぱり今回も読破・解読できず。読んでて、ちょっと専門家のカウンセリングを受けた方がいいんじゃないかと思わせる「破綻」を感じる。何かにしっかり掴まって読まないと、異次元に吸い込まれていきそうで怖い。 まあそのせいで、「うやむやにする」ということに関しては、1つの手法として成立している気もする。破綻を闇で帳消しに。ちょっと他の追随を許さない方法ではあるが。 ◎ナベプロのブレイン集結 中村昌也、吉本新喜劇の宇都宮まきに番組で公開告白! 人間誰もが仕事をして一生ご飯を食べて行かなきゃならない。中村昌也の生業は「お相手の女で耳目を集める」だ。それなら「宇都宮まき」というのは、ある意味とてつもない大正解かもしれない。 大阪出身で元々関西がホーム。関西ローカル番組の仕事も多い。俳優仕事はほとんどなく、限りなくバラエティ寄り。そんな彼にとって、「そこそこの容姿の新喜劇女優」というのは、唯一無二のお相手であろう。交際・結婚となれば、関西タレントとしての基盤が築けるし、たとえ付き合いに発展しなくとも、吉本に近しい印象も演出できた。「さすがプロ」と感嘆しきりのターゲット選出である。何かこう、二重三重に保険が掛けられている感じ。それも掛け捨てでなく、積立型の。 今井舞(いまい・まい) 週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、1月16日に新刊『今井舞がゆく! 気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)発売。 最終更新:2019/05/22 16:29 関連記事 「やっぱり顔が気になる」高橋真麻の“遊び人”元彼がこぼした、結婚に立ちはだかった壁女子アナ最高作・平井理央 VS マツコに愛される高橋真麻、それぞれの仕事垢抜けない私生活でわかった、工藤静香が日本の“象徴”たるゆえんドラマ『オリエント急行殺人事件』でわかった、三谷幸喜の仕事姿勢と問題点平井堅がインド人を“装着”して「アタシは馬鹿で欲深」と歌わざるを得なかったワケ 次の記事 舞祭組、ファン将棋倒しの原因は? >