「お笑いコンテストは年末やろ」ダウンタウン・松本人志の苦言で『M-1』延期に!?
昨年7月、朝日放送が『M‐1グランプリ』を2015年夏に復活させると発表して、話題を集めた。島田紳助が企画し、01年にスタートして10年に終了した同大会は、優勝者にテレビ出演オファーが殺到するなど、お笑い界で注目を集める大会となった。そんな『M‐1』が終了して5年、突然の復活が報じられたが、当初の開催時期が近づいているにもかかわらず、いまだ詳細が発表されない。その裏にはどうやらある人物の一言があったようだ。
「審査員を務める予定のダウンタウン・松本人志に、『お笑いコンテストは年末にやるもんやろ。なんで夏開催?』と言われたとかで、スケジュールを大幅に変更することになったそうです」(テレビ局関係者)
テレビ番組主催のお笑いコンテストは参加者が多いため、5~6カ月前には予選を開始するのが恒例。昨年12月14日に決勝が行われた『THE MANZAI』(フジテレビ系)は、予選1回戦を6月16日から開始している。過去の例から考えても夏開催であれば、そろそろ予選を開始しないと間に合わないだろう。
「3月12日から若手芸人が中心の『よしもと春のイベント祭り in 新宿モリエール』というイベントをやることが発表されたのですが、実はこの会場はもともと『M‐1』の予選のために押さえていたもの。でも、松本さんの発言で『M‐1』が急きょ延期になったため、無理矢理別のイベントをブッキングしたそうですよ。年度末で売り上げも上げないといけないため、キャンセルすることはできなかったみたいですね」(放送作家)
しかし夏開催から延期したことで、新たな揉め事も。
「もともと夏開催で進めていたのは、同じ吉本が主催する『THE MANZAI』との時期かぶりを回避するため。もちろんフジテレビは今年も年末開催で考えていたようです。でも吉本から『M‐1』も年末でやりたいと打診され、“話が違う!”とあわてているとか。『THE MANZAI』は今年で終了するうわさも流れていましたし、今年は『THE MANZAI』を開催して、『M‐1』は来年から復活する方向で落ち着くのでは、と業界ではうわさになっていますね」(バラエティ番組スタッフ)
お笑いコンテストの優勝を目指して、日々修行している若手芸人たちは、年末に本領を発揮できるよう、ひとまず夏はお休みといったところだろうか。