ジョニー・デップ、マリリン・マンソンのライブにジャック・スパロウ姿で出演!
俳優のジョニー・デップ(51)が、マリリン・マンソン(46)のオーストラリア・ブリスベン公演に『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジャック・スパロウのようなメイクでサプライズ出演。「海賊とマリリンの最高のコラボ!」「夢のよう!」だと大きな話題となっている。
英大手タブロイド紙「デイリー・メール」によると、2月27日に開催されたマリリン・マンソンのコンサートにジョニー・デップが予告なしのサプライズ出演した。ジョニーは紹介もなくステージに登場して、ギタリストとしてまず一曲参加。その後、マリリンが、「オレの救世主で、オレにとってのギターのヒーローでもある。オレの個人的なダチを見ても誰だかわかんないやつのために紹介しよう。ジョニー・デップだ!」と紹介すると、会場は熱狂の渦に包まれた。
マリリンはオーストラリアで毎年開催される移動型音楽フェス『サウンドウェーブ・フェスティバル』に出演するタイミングでオーストラリアツアーを決行。地元のラジオ番組で、「ジョニーとチャットしたら、今オーストラリアで撮影してるって言っててね。だから会いに行くかも」と明かしていたため、ジョニーがマリリンのステージにサプライズ出演するのではと期待が寄せられていた。ジョニーは現在、2017年に公開予定の『パイレーツ・オブ・カリビアン5』の撮影のため、オーストラリアのクイーンズランド州ゴールドコーストに滞在中。マンソンがコンサートを行ったブリスベンは同じ州であるため、飛び入り参加することになったようだ。
昨年もマリリンのバンドのハロウィン公演にサプライズ出演し、ギターを弾きながらマリリンに笑顔でパンチをくらわせていたジョニー。最近、話題になるコラボだが、実はこの2人は27年来の友人関係にある。2人が出会ったのは、マリリンが本名のブライアン・ヒュー・ワーナーで芸能活動をしていた1988年のこと。ジョニーは当時大ヒットしていたテレビドラマ『21ジャンプ・ストリート』の主役を務めており、その番組にマリリンがエキストラとして出演したことが知り合うきっかけとなった。
ジョニーはもともとミュージシャンであり、80年代前半に「ザ・キッズ」というバンド名で活動。マリリンは80年代後半に「マリリン・マンソン&ザ・スプーキー・キッズ」というバンドで活動しており、「2人ともバンド名に“キッズ”が入ってるじゃん!」と意気投合したそうだ。その後、ジョニーは若手アイドル俳優から個性派俳優へと脱皮し、ハリウッドを代表する世界的スターへと成長。マリリンも90年代に人気を得て、独特の世界観で名が知られるように。多忙となった2人だが、ずっと連絡を取り合い友情を温めてきた。
俳優として大成功を収めたジョニーだが、「自分は本当はミュージシャン」という気持ちを持ち続けているという。マリリンはその気持ちをくみ、またミュージシャンとしてのジョニーをリスペクトしていることから度々ステージに招くようになった。12年5月にリリースしたアルバム『Born Villain』に収録されている「You’re So Vain」にはジョニーもギターとドラムで制作参加し、同年開催された米ラウド系音楽誌「リボルバー」主催のゴールデン・ゴッズ賞のパフォーマンスでは、ジョニーもギタリストとしてマリリンのバンドに参加し、会場を沸かせた。