「どうせAKBとジャニーズだらけ」フジの生放送音楽番組『水曜歌謡祭』に不安の声続出
4月よりスタートするフジテレビの音楽番組『水曜歌謡祭』に、森高千里とアンジャッシュ・渡部健が司会者として起用されると発表された。フジテレビで生放送の音楽番組といえば、『夜のヒットスタジオ』(1968年~90年)がよく知られるが、今回は『MJ‐MUSIC JOURNAL』(92年~94年)以来21年ぶりの制作。気合の入った新番組は、毎年恒例の『FNS歌謡祭』の制作スタッフが手掛け、誰もが口ずさめるヒット曲を中心に、コラボやカバーなどの企画も予定しているという。
「森高の音楽番組司会はデビュー以来初で、また歌手としての実績や知名度、人気を考えてもこのブッキングは快挙。一方で渡部に関しては、過去には相方の児嶋一哉と共に『ポップジャム』(NHK)、単独で『せまソン♪』(日本テレビ系)の司会を務めるなど、音楽番組の経験が買われたといったところでしょう。しかし『せまソン♪』は約半年で打ち切られ、『渡部以外はおもしろいのに』といった意見も出ていたことから、今回の森高サポート役には首を傾げる視聴者が多いようです」(芸能ライター)
実際にネット上では、「森高はともかく、渡部起用の理由がわからない」「渡部じゃ力不足」などと懸念するような意見が飛び交っている。さらに「もう、フジの音楽番組っていうだけで大コケして打ち切りの展開しか想像できない」という声も上がっており、不安材料は決して渡部だけではないようだ。
「フジは、昨年10月に西内まりや司会の音楽番組『どぅんつくぱ』をスタートさせたものの、同年12月には終了。西内が“歌のお姉さん”風の衣装で出演したり、佐村河内守氏のゴーストライターとして話題になった作曲家・新垣隆氏が先生役で出演したりと、注目を集めようという努力していたようですが、わずか3カ月で打ち切りに。終了時には、『大人の事情で』という説明があったことも話題を呼びました」(同)
フジとしてはこの大撃沈から息を吹き返すべく、森高を起用して“正統派”の音楽番組を目指したいところだが、「毎年好評の『FNS』をイメージしての企画でしょうが、あれはたまにやるお祭り。『毎週あっても飽きてしまう』という視聴者の意見も出ています。それから『誰もが口ずさめるヒット曲を中心なのは最初だけで、結局AKB48 、ジャニーズ、EXILEだらけの番組になりそう』と懸念する人もいます」(同)という。
ネット上でも「フジテレビは本気で視聴率取ろうと思ってないの?」「森高は可愛いけど、それだけじゃ見ない」「生音楽番組って、需要あるの?」などと放送前から不安視する声ばかりで、早くも打ち切り候補に認定されつつある。「音楽番組が本当に少なくなってるから、素直に頑張ってほしい」と期待を込めた意見もあるだけに、滑り出しの視聴率に期待したいところだが……。