娘の濡れ場は見たくない? ダコタ・ジョンソンがレッドカーペットで母親と言い争い
メラニーは昨年夏に芸能専門サイト「IndieWire」の取材を受けた際、「『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』は見ていないわ。見ないと思う」「ダコタは『(上映会に)来ないで。絶対にダメ』って言うし、見ないことにしたの」と発言。だが、「普通のシーンを撮影していた時期にね、数日、ロケを見学しに行ったのよ。苦痛の部屋(秘密の赤い部屋)も見たわ。実際に中に入れてもらったの」とも話していたため、同作がソフトポルノまがいの作品だと評されても、まったく気にしていないのだろうと思われていた。母親とはいえ、たくさんの映画に主演してきた大物女優なので、普通の母親よりも理解があるとみられていたのだ。しかし、今回のアカデミー賞のレッドカーペット・インタビューを見る限り、メラニーほどの女優であっても、延々と続く娘の濡れ場を見ることに対しては拒否反応が出てしまうようだ。
とはいえ、実はメラニーも若い頃は“誘うような色気のあるセクシー女優”として有名だった。14歳のときに、母親で名女優のティッピ・ヘドレンが主演した『青い接触』にちょい役で出させてもらい、そこで当時22歳だった俳優ドン・ジョンソンと出会い、翌年から交際を開始。本格的に映画デビューした『Night Moves』で17歳ながらもトップレスになり、18歳でドンと婚約、19歳でゴールイン。結婚記念に男性誌「プレイボーイ」で夫婦オールヌードを披露しているのだ。メラニーの母ティッピは、名匠アルフレッド・ヒッチコック監督の映画『鳥』の主演女優であり、メラニーは豪邸でライオンをペットに飼うというセレブな家庭に育った。早くからハリウッドを知っており、早熟だったと伝えられているが、あまりの脱ぎっぷりに世間は唖然としたものだった。
なお、ドンとはすぐに離婚し、俳優スティーヴン・バウアーと再婚し長男をもうけるものの、7年目に離婚。コカインとアルコールに依存するようになり、リハビリ施設で治療をしているときに支えてくれたドンと再々婚。このときにダコタを出産しているが、また離婚。その後、俳優アントニオ・バンデラスと4度目の結婚をし、3人目の子どもに恵まれたが、結婚18年目に当たる昨年に離婚すると発表。その直後に俳優マット・ディロンとデートしていることをパパラッチされるなど、恋多き女性なのだ。つらい恋愛や依存症など数多くの地獄を見ており、修羅場も踏んできたメラニー。なにが起こっても動じない熟女のはずなのだが、娘が「マミー・ポルノ」と評される作品に主演したことは、精神的にこたえたようだ。
とはいえ、元継父のアントニオもダコタを絶賛しており、女優として一躍名を上げたダコタ。彼女が今度どのように女優としての才能を開花させていくのか、楽しみである。