8.6秒バズーカー、「デビュー最速で単独公演」「収入5万円」のまったく笑えないウラ事情
「ラッスンゴレライ」のリズムネタで、今年に入り急ブレイクしたお笑いコンビ・8.6秒バズーカー。デビュー最速となる大阪・なんばグランド花月での単独公演のチケットも即完して話題を集めた。また3月にはソロDVDもリリースするなど、お笑い不況ともいわれる昨今では珍しいトントン拍子ぶりだ。しかしそれには、吉本の懐事情も関係しているという。
「グランド花月の単独公演とDVD発売が3月になったのは、赤字続きの吉本が、年度末で少しでも売り上げを上げたいからですよ。3月には毎年恒例で赤字を垂れ流す『沖縄国際映画祭』もありますからね。その補てんの意味合いもあるのでしょう。そうでなければ、ここまでトントン拍子にDVDリリースなんかできません。いまは彼らをブッキングすれば劇場の動員も増えるため、スケジュールの奪い合いになっているそうです」(吉本関係者)
週刊誌のインタビューで、現在の収入を5万円以下だと答えた2人。このまま売れ続ければその額は上がっていくと考えられるが、彼らが高収入を手にすることはないのではと関係者は語る。
「YouTubeの公式チャンネルは『ラッスンゴレライ』のネタだけで1,500万再生を超えます。広告収入だけで150万円は入る計算ですが、吉本を通せば、その10分の1ほどしかもらえないでしょうね。過去には着ボイスの売り上げが億単位になった某一発屋芸人も、本人の取り分は500万円程度だったそうですから。上の人間からすれば、2人を育てるつもりはまったくなく、稼げるうちに稼げとばかりにグッズ展開などが進められているみたいです」(放送作家)
早くも今年の流行語大賞の呼び声も高い8.6秒バズーカー。東野幸治は彼らのフリートークのあまりのひどさに「久々にね、ド素人やと思った」と苦言を呈していたが、経営が不安定な吉本にとっては、目先の現金を運んでくれるありがたい駒なのかもしれない。