DVの痕跡や薬物売人の登場、遺産相続……ホイットニー娘の近辺が、まれに見るゲス展開に
3年前に急死したホイットニー・ヒューストンの一人娘で、1月31日にジョージア州の自宅の浴槽で意識不明の状態で発見されたボビー・クリスティナ・ブラウン。第一発見者は彼女と結婚したばかりのニック・ゴードンで、心肺蘇生法を試み、通報を受けて駆けつけた救急車によりクリスティナは病院に緊急搬送されたが、脳死に近い状態だと伝えられた。
同日現地入りした実父ボビー・ブラウンが付き添っており、意識を戻そうと、昏睡状態のクリスティナの耳元でホイットニーの曲を熱唱。悲しみに打ちひしがれるボビーを、妊娠中の再婚相手が大きなお腹を抱えながら支えていると報じられ、3日には「最高の脳神経治療を受けさせたい」というボビーの強い希望で、クリスティナが転院したと伝えられた。しかし、ヒューストン家はボビー率いるブラウン家が勝手にクリスティナを転院させたと激怒し、「普段はなにもしないくせに、こういう時だけしゃしゃり出てくる」と怒りを炸裂させているという。
その後、米芸能サイト「Access Hollywood」が、ニックとクリスティナは法的な結婚手続きは行っておらず、正式には夫婦ではなかったと報じ、世間はびっくり。第一発見者もニックではなく友人のマックス・ロマスだったと伝えた。マックスは薬物所持で逮捕されたばかりで、麻薬売人だったというウワサもある男。警察は当初、「薬物やアルコールによるものではない」「溺水」だったとしていたが、やはり薬物関連なのではという推測が飛び交った。
5日、担当医師はボビーに「クリスティナは回復の見込みがない」ことを宣告し、「生命維持装置を外す決断をするときが来た」と告げた。この日はボビーの46回目の誕生日であり、ボビーは、「神さまに祈っているから。きっと神さまが助けてくださるから」と生命維持装置は外さないと拒否。
6日になると、警察が今回の事故へのニックの関与を疑っているようだ、と米芸能ゴシップサイト「TMZ」が報道。クリスティナの体にはいくつかの不審な傷痕があり、過去にクリスティナとニックは何度も激しいケンカをしていたことから、警察は「クリスティナは意識不明で発見される数時間前に、ニックと口論していた可能性があり、それが今回の事件につながったかもしれない」と調査し始めた、と伝えた。第一発見者であるマックスはニックが部屋を掃除したり血を拭いたりしていたと証言しているようで、法的には夫でなかったことが判明した直後であったことから、ニックは白い目で見られるように。なお、ニックはボビーがいるためクリスティナに近づけず、悲しげに病院の外を徘徊する姿が目撃されている。
また同日、ボビーにとってネガティブな報道が流れた。5日の夜、ブラウン家が病院近くのホテルのレストランでボビーの誕生日をささやかに祝っていたのだが、その席で乱闘騒ぎが起こったのだ。ボビーの姉ティナの子が、母親であるティナに向かって「コカイン中毒」と吐き捨てるように言ったことが原因で、ティナは息子の顔に唾を吐き、頭に酒の瓶を振り下ろし、殴る蹴るの乱闘騒ぎに発展。「TMZ」は、あたりは血だらけで、3人がケガをし、息子は頭を縫ったと報道。身内のケンカだとして誰も逮捕されることはなかったが、クリスティナが大変なこの時期に、警察騒ぎを起こしたとしてブラウン家の印象はガタ落ち。