「AKB48も芸人も伸び悩み」ナベプロが“文化人タレント”発掘に躍起、現場でスカウト中!?
ヒップホップグループ・キングギドラのKダブシャインが大手芸能プロダクションのワタナベエンターテインメントに入ったことをTwitterで報告し、音楽ファンを中心に話題を呼んだ。本人は「ヒップホップでできることを模索していきたい」と移籍の際にツイートしていたが、業界関係者はこう語る。
「実は昨年から、ナベプロがメディアに出ている文化人やミュージシャンを片っ端からスカウトしているんです。『今でしょ!』のフレーズでブレイクした林修の成功に気を良くしたのもありますが、実は笑えない台所事情があるんです」(芸能事務所関係者)
ナベプロといえば俳優からアイドル、お笑い芸人までを抱え、さらに福岡支社に“パラシュート部隊”のように派遣した芸人なども現地テレビ局で人気を獲得している。
「しかし最近、金を稼げるタレントが激減しているんです。冠番組を複数持つネプチューンと林先生以外は頭打ち。中川翔子はネットでの発言が反感を買い、それまで人気を支えていたネット住民からバッシングに遭いました。あばれる君、『あったかいんだから~』で人気上昇中のクマムシなど勢いのある若手はいますが、彼らはまだまだギャラが安い。中堅どころのハライチなどは、お笑いブームが去ったことで伸び悩んでいます。さらに柏木由紀などAKB48メンバーは、運営とマネジメントで関わっているケイダッシュに利権を持っていかれるため、事務所への実入りは決して多くないようです」(テレビ局関係者)
さらに、グループ会社のトップコートが杏、松坂桃李など人気俳優を抱えていることも、「親会社が子会社に負けていられない」と、“第2の林修を探せ!”とばかりの文化人スカウトに走らせているという。
「番組に文化人が出ていると『あの人は事務所に所属していますか?』とナベプロの担当者が、すぐにプロデューサーの元にやってくるみたいですよ(笑)」(番組ディレクター)
事実、現在のナベプロ公式サイトを見ると『アラサーちゃん』(扶桑社)の峰なゆか、赤ペン瀧川先生など最近メディア露出が増えている文化人の名が並ぶ。今後、Kダブシャインのように意外な人物からナベプロ入りの報告が増えそうだ。