「メグ・ライアン」はどこにも本名ナシ!

ニッキー、デミ、メグ……イメージと違いすぎるセレブの本名

2015/02/08 18:00

■ダコタ&エル・ファニング(本名:ハンナ&マリー・ファニング)

 美女姉妹として世界中にファンを持つファニング姉妹だが、「ダコタ」と「エル」は実はミドルネーム。本名は「ハンナ・ダコタ・ファニング」と「マリー・エル・ファニング」である。彼女たちの母親は元テニス選手の「ジョイ・ファニング(旧姓アリントン)」だが、本名は「ヘザー・ジョイ・ファニング」で、これまたファーストネームは使っていない。そのため、外で活動する際にファーストネームを隠すのは、一族の伝統的なものだとみられている。

 なお、ミドルネームをファーストネームとして使う芸能人は多く、ジュード・ロウ、ブルース・ウィリス、アシュトン・カッチャー、ポール・マッカートニーらもそうである。

■ジェイミー・フォックス(本名:エリック・マーロン・ビショップ)

 頭脳明晰でスポーツ万能だった学生時代を過ごした後、当時交際していた彼女の勧めでスタンドアップコメディに挑戦する際、「数の少ないコメディエンヌの方が優先して呼ばれるから、女っぽい芸名にしよう」と決意。性別の分かりにくい「ジェイミー」と、70年代に大ヒットしたコメディ『Sanford and Son』の主役を演じた喜劇役者レッド・フォックスに敬意を示す意味で「フォックス」を取り、「ジェイミー・フォックス」と名乗るようになった。思惑通り、女性と勘違いされすぐに呼ばれるようになった彼は、才能を開花させ、テレビ・映画へと進出。今では、どんな役もこなせる実力派俳優として人気を集めている。


■エルトン・ジョン(本名:レジナルド・ケネス・ドワイト)

 英国女王から「音楽において著しい功績があった」としてナイトの称号が与えられ、サーをつけて呼ばれることが多いエルトン・ジョン。音楽の才能ゆえに「神童」と呼ばれた彼は、売れない下積み時代に、尊敬するエルトン・ディーンとロング・ジョン・ボルドリーの名前を取った「エルトン・ジョン」という芸名にし、1969年にソロアーティストとしてデビュー。セカンドアルバムが爆発的なヒットとなり、一気にスターダムを駆け上がっていった。なお彼は法的にも改名しており、72年から本名は「エルトン・ハーキュリーズ・ジョン」。ちなみに、ミドルネームの「ハーキュリーズ」はイギリスの人気コメディ『Steptoe and Son』に登場する馬の名前から取ったものである。

■ラナ・デル・レイ(本名:エリザベス・ウールリッジ・グラント)

 ゴージャスな本名を持つものの、アーティストとしてのイメージに合わないとして、「スパークル・ロープ・ジャンプ・クイーン」や「メイ・ジェリ」などさまざまなステージネームで活動。そんな彼女が行き着いたアーティスト像は「ゲットーのナンシー・シナトラ」で、そのイメージに合う「エキゾチックでフロリダ海岸を思い出させてくれるような」名前として、「ラナ・デル・レイ」を採用した。「音も美しくて大好き」というこの芸名で、彼女は大ブレイクしたのである。

最終更新:2015/02/08 18:00
ロード ~上巻 ロード第一章 ~第七章
「虎舞竜」と書いて「ロード」と読む、じゃダメ?