ジョニー・デップの来日会見ドタキャンに、米マスコミ・ネット民が冷ややかなワケ
ドタキャンをカバーしようとするジョニーの姿を日本のマスコミは好意的に伝えたが、ジョニーがドタキャンの理由を「チュパカブラと戦ったから記者会見に来られなかった」と面白おかしく弁解したことについて、欧米のメディアはかなり冷ややか。「奇怪な発言」「酒のせいじゃなくチュパカブラのせい」と報じ、ネット上では、「昨年11月のハリウッド映画賞での泥酔スピーチに匹敵するひどさ」と叩かれ、「酒に潰れて会見どころじゃなかったのだろう」「二日酔いで夕方まで起きられなかったんだろう」という声が上がった。
ジョニーは人気学園刑事ドラマ『21ジャンプストリート』で大ブレークした若かりし頃、アイドル的に騒がれるのが嫌で、酒を浴びるように飲み始めた。鬼才ティム・バートン監督によってアイドル俳優から演技派俳優へと脱皮し、歌手ヴァネッサ・パラディと事実婚で子どもをもうけてからは泥酔することはなくなったと伝えられていたが、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(2011)撮影中にアルコール依存が再発したと報道されている。
12年にヴァネッサと破局した直後から交際を始めたアンバーは、パーティーガールではないものの、酒はたしなむ程度に飲むため、ジョニーは再び酒を飲むように。徐々に量が増えていき、今では飲み始めると潰れるまで飲むように。昨年のハリウッド映画賞のスピーチでアルコール依存が世間にバレてしまってからは、アンバーや家族からリハビリ治療を受けるよう強く勧められているという。アンバーは酒に飲まれるジョニーにうんざりしており、「酒が抜けるまで出ていかない!」とバスルームに籠城したり、別れると脅したりしているそうで、さすがのジョニーも年末年始に自宅でリハビリ治療を行ったと一部タブロイドは伝えていた。
しかし、依存症はそう簡単に克服できるわけではない。ヴァネッサと別れる前は、「理想の父親」「家庭人」だと絶賛されていたジョニーだが、アンバーと交際するようになり、「やっぱり若い女がいいのか」「中年ジジイ」「キモイ」とバッシングされることが増え、そのことがストレスになっているといわれている。28歳のアンバーは美しいが自分は老いていく一方だという厳しい現実、バイセクシュアルのアンバーにいつか捨てられるのではないかと不安になっていること、アンバーと付き合い始めから仕事運がなくなったと叩かれていること、思春期の愛娘にもつれない態度を取られるようになっていること。50歳を過ぎ、ジョニーはまさに中年の危機、いわゆる男性更年期障害を患い始め、そのため酒に逃げているのではないかと心配する声も上がっているのだ。
ネット上では、今回の奇妙な会見発言について、「“チュパカブラ”も酔って見えた幻影なんじゃないか」「アルコールというより、更年期障害からくるストレスなんじゃないか」「パイレーツ時代はカッコよかったのに、本当に残念」という言葉が飛び交っている。
今回のレッドカーペットセレモニーでは、アンバーが心配そうな表情でジョニーの顔をのぞき込む姿が何度も見られ、ますますヒートアップする「アルコール依存症悪化」説。もし本当にアルコール依存が会見ドタキャンの原因ならば、早めに本格的な治療を行い、イメージ回復できるように祈らずにいられない。